からだに優しいもの

とにかく、優しいものです。

日本のハーブ

フジバカマ(藤袴)

日本のハーブ フジバカマは「秋の七草」の一つで、 万葉の時代から人々に親しまれてきた植物です。 ですが現在では、国のレッドデータブックで準絶滅危惧種(NT)、 京都では絶滅寸前種にも指定されています。 乾燥させると桜餅の葉のような、甘い芳香があり…

ヘチマ(糸瓜)

日本の薬草 江戸時代初期に日本に伝わったヘチマは、 日本人にとって非常に馴染み深い植物です。 若い実は食用として食べられ、 成熟した果実は繊維が強いため、たわしやスポンジとして、 水分は化粧水や石鹸などの日用品や美容品として幅広く使われています…

ベニバナ(紅花、サフラワー)

日本のハーブ 日本では古くから染料用途で馴染み深かったが、 最近では種子から搾った食用の「紅花油」などにも使われています。 紅花(サフラワー) ハーブの特徴 赤い染料 風味や香り 健康効果 データ 関連事項 紅花(サフラワー) キク科紅花属の一年草で…

ホウショウ(芳樟)

日本のハーブ クスノキの亜種。 葉に樟脳に甘味を足したような香りを持ちます。 鎮静作用のあるリナロール成分を豊富に含んでいます。 乾燥してポプリに使ったり、タンスに入れておくと防虫に役立ちます。 戦前の日本による台湾統治時代には、 台湾で300~40…

レッドクローバー(ムラサキツメクサ)

Red clover(ハーブ事典) 「ムラサキツメクサ」(レッドクローバー)は、 緑化用、牧草もしくは野草として世界中に広く分布していて、 身近な野草の一つです。 マメ科植物特有の空中窒素固定能を有しており、 土壌を肥沃にすることから、「緑肥」としても利…

ホオノキ(朴の木)

日本のハーブ 朴の木の一番の特徴は、大きな葉です。 その大きさは、おおよそ30~40cm。 日本原産の広葉樹の中では、最大級の大きさです。 葉には防菌作用があるとされ、 古くから保存食などに利用されてきました。 樹皮は、便秘、消化不良などに用いられま…

ボタンボウフウ(牡丹防風)

日本のハーブ 「ボタンボウフウ」は九州・沖縄諸島に多く分布する セリ科に属する多年草です。 海水は多くの植物にとって大敵ですが、 「ボタンボウフウ」は塩害に負けない強さがあり、 むしろ海水の成分を糧として成長しています。 沖縄では「長命草」(チ…

マタタビ

日本のハーブ 「猫にマタタビ」と言われるように、 猫が食べると腰を抜かすことで有名な植物です。 蔓性の植物で、周囲の樹木などに巻きついて成長し、 長さは10mにまで伸びることもあります。 雌雄異株で、雄株には雄蕊だけを持つ雄花を、 両性株には雄蕊と…

ミシマサイコ(三島柴胡)

日本のハーブ 本州、四国、九州の山地や丘陵地の草原に生える多年草です。 江戸時代から、静岡県の三島地方で産出されるサイコの根が 非常に良質であったことや 三島がサイコの大集荷地であったことに由来します。 生薬サイコは特異なにおいがあり、わずかに…

ミツバ(三つ葉)

日本のハーブ 3つに分かれた葉を持つことから、 「三つ葉」という名がつけられた、日本原産のハーブです。 全国各地の山野に自生していましたが、 江戸時代からは栽培され、 鍋や吸い物、お浸しなど広く用いられてきました。 ミツバには栽培方法が異なる3…

ミョウガ(茗荷)

日本のハーブ 日陰の湿った場所を好み、 一度植えると余り手を掛けなくても毎年のように芽を出してくれます。 地下茎から出る花穂を食すので「花みょうが」とも呼ばれています。 3世紀に書かれた『魏志倭人伝』で書かれているほど 日本では歴史が古い「ミョ…

ムラサキ(紫)

日本のハーブ 『万葉集』や『源氏物語』にも登場する 古くから知られる植物です。 色の「紫」は植物のムラサキからきています。 「ムラサキ」の根を乾かした「紫根」は、 「紅花」や「藍」とともに「日本三大色素」の一つで、 染色に用いられてきました。 但…

メグスリノキ(目薬木)

日本のハーブ メグスリノキは、実は日本原産の固有種の落葉高木です。 福島県相馬地方の山には特に多く自生しています。 別名、「長者の木」「千里眼の木」とも呼ばれています。 戦国時代からの民間療法で、 葉を煎じて服用したり、洗眼剤として眼病予防や視…

モミ(樅)

日本のハーブ 日本には、モミ、ウラジロモニ、シラビソ、 オオシラビソ、トドマツの5種類が自生しています。 トドマツ以外は、日本特産種です。 呼吸器系の不調や精神疲労、 リウマチや関節炎による手足の痛みの緩和に、 枝や葉を用いた蒸気吸入や芳香浴、…

モモ(桃)

日本のハーブ 栽培の歴史の古い植物で、 日本でも縄文後期から栽培されていたと言われています。 葉はお茶や入浴剤として利用され、 お茶は去痰作用があるため気管支炎などに、 入浴剤は肌荒れに有効とされています。 風味や香りの特徴 枯草の香り、青臭い香…

ユズ(柚子)

日本のハーブ ミカン科ミカン属の柑橘類の中でもひと際明るい黄色の果実は、 日本人の生活に深く関わっています。 ユズは飛鳥時代から奈良時代にChina大陸から伝来したとされ、 その後日本全国に広まりました。 柚子の「柚」の字が入った地名の多さから、 あ…

ワイルドストロベリー(ヘビイチゴ)

Wild strawberry(ハーブ事典) 栽培種のイチゴに対して、 野生のイチゴを総称して「ワイルドベリー」と言います。 現在普及している「オランダイチゴ」が開発されるまでは、 「ワイルドストロベリー」が食用として栽培されていました。 その起源は石器時代…

ユリネ(百合根)

日本のハーブ 「ユリネ」は ヤマユリ、オニユリ、コオニユリなどの球根(鱗茎)です。 美しい花を咲かせる「百合」(ユリ)は 世界中で愛され種類も豊富ですが、 その球根を食用としているのは日本とChinaぐらいと言われています。 但し、「観賞用」として売…

リンドウ(竜胆)

日本のハーブ 「リンドウ」(竜胆)は日本原産の多年草で、 秋口の野山に釣鐘型の花を咲かせます。 漢方の「竜胆」は根の部分で、 古代エジプト時代から漢方として知られていました。 「竜の肝の様に苦い」と例えたことから 「竜胆」と書くようになりました…

ワケギ(分葱)

日本のハーブ 「わけぎ」はネギとエシャロットが自然交雑して生まれた ネギ属に分類される多年性の野菜です。 1個の種球から株分かれして発芽することから、 「分葱」(わけぎ)と言う名前になったそうです。 原産地ははっきりとはしておらず、 ギリシャや…

ワサビ(山葵)

日本のハーブ 「ワサビ(山葵)」は日本原産の多年生水生植物です。 山間の涼しい谷川の浅瀬に自生していますが、 古来より栽培もされています。 ただ、栽培に際しては水質、水温、土壌などの条件が厳しく、 収穫出来るまで日数がかかるので希少価値が高く、…

和薄荷

日本のハーブ 「薄荷」(ハッカ)は、シソ科ハッカ属の多年草で、 葉や茎をちぎったり揉んだりすると スッとした清涼感を感じさせる香りが立ちます。 生のままや乾燥させてハーブとして使ったり、 「ハッカ油」、「ハッカ水」などの原料になります。 名前の…

カヤ(榧)

日本のハーブ 「榧」(かや)は、イチイ科の常緑針葉高木で、 日本国内では、岩手県、山形県以南の本州、四国、九州の 山野に分布しています。 成長スピードは極めて遅く、 木肌はきめが細かく、緻密で美しい木目をしています。 油分が豊富でやや重厚、適度…