日本のハーブ
メグスリノキは、実は日本原産の固有種の落葉高木です。
福島県相馬地方の山には特に多く自生しています。
別名、「長者の木」「千里眼の木」とも呼ばれています。
戦国時代からの民間療法で、
葉を煎じて服用したり、洗眼剤として眼病予防や視力回復にと
役立てられてきました。
「メグスリノキ」の樹皮や葉っぱ、枝などには
タンニンの一種の「ロドデンドロール」や
「カテキン」といった成分が含まれていて、
抗菌効果や利尿作用を促進する効能があると言われています。
その他にも、血圧や血糖値を下げる働きもあります。
また、漢方では肝臓と目は極めて密接な関係を持つとみているように、
「メグスリノキ」にも肝臓病に良い結果が伝えられています。
- 学 名:Acer maximowiczianum
- 別 名:長者の木、千里眼の木、ミツバナ
- 科 名:ムクロジ科
- 原 産 地:日本
- 使 用 部 分:幹・枝
- 香り・風味:薪を焚いたような香り、
苦味があるが煮出すと消える - 主な成分
[葉] β-アミリン、クマリン、クエリセチン
[樹皮]アセロシド、アセロゲニン、
セントロボール、エピロドデンドリン - 主な作用:抗炎症(眼疾患)