からだに優しいもの

とにかく、優しいものです。

メグスリノキ(目薬木)

日本のハーブ

f:id:linderabella:20201029124125j:plain

 
 
メグスリノキは、実は日本原産の固有種の落葉高木です。
福島県相馬地方の山には特に多く自生しています。
別名、「長者の木」「千里眼の木」とも呼ばれています。
 
戦国時代からの民間療法で、
葉を煎じて服用したり、洗眼剤として眼病予防や視力回復にと
役立てられてきました。
 
「メグスリノキ」の樹皮や葉っぱ、枝などには
タンニンの一種の「ロドデンドロール」や
「カテキン」といった成分が含まれていて、
抗菌効果や利尿作用を促進する効能があると言われています。
その他にも、血圧や血糖値を下げる働きもあります。
また、漢方では肝臓と目は極めて密接な関係を持つとみているように、
「メグスリノキ」にも肝臓病に良い結果が伝えられています。
 
  • 学   名:Acer maximowiczianum
  • 別   名:長者の木、千里眼の木、ミツバナ
  • 科   名:ムクロジ科
  • 原 産 地:日本
  • 使 用 部 分:幹・枝
  • 香り・風味:薪を焚いたような香り、
    苦味があるが煮出すと消える
  • 主な成分
     [葉] β-アミリン、クマリン、クエリセチン
     [樹皮]アセロシド、アセロゲニン、
         セントロボール、エピロドデンドリン
  • 主な作用:抗炎症(眼疾患)