Wild strawberry(ハーブ事典)
栽培種のイチゴに対して、
野生のイチゴを総称して「ワイルドベリー」と言います。
現在普及している「オランダイチゴ」が開発されるまでは、
「ワイルドストロベリー」が食用として栽培されていました。
その起源は石器時代にまで遡りますが、
本格的に栽培されるようになったのは17世紀頃のことで、
これが最初のイチゴ属の栽培だとされています。
北海道でも野生化したものが自生していて、
「エゾヘビイチゴ」と呼ばれています。
なお、観賞用のために近親種の「ヘビイチゴ」が
「ワイルドストロベリー」の名前で販売されていることがありますが
別の種類です。
こちらは黄色い花を咲かせ、
果実も食べられないので、注意が必要です。
ヨーロッパでは、
幸運と愛情を運んでくる縁起の良い植物とされています。
アメリカでは奇跡を呼ぶハーブとされ、初夏に実る赤い果実は、
生食は勿論、ジャムやお菓子、果実酒に最適と言われています。
ビタミンやミネラルが豊富で美容に良く、
顔のシミやそばかすを薄くする美白効果に優れているため、
パックとしても利用されています。
更には消化器系の機能改善にも効果が期待出来ると言われています。
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