日本のハーブ
「わけぎ」はネギとエシャロットが自然交雑して生まれた
ネギ属に分類される多年性の野菜です。
1個の種球から株分かれして発芽することから、
「分葱」(わけぎ)と言う名前になったそうです。
原産地ははっきりとはしておらず、
ギリシャやシベリア地方、西アジアなど様々な説があります。
熊本県では「一文字」(いちもんじ)、
大分県では「チモト」など、地方によって呼び方も様々です。
丈夫で栽培の手間が掛からず、何度も収穫して味わうことが出来ます。
薬味として利用されることが多いです。
わけぎは緑黄色野菜で、
βカロテンや葉酸、ビタミンC・E・K、葉酸を多く含んでいます。
βカロテンは、体内でビタミンAに変わる物質で、
免疫力と抵抗力の向上、風邪予防、血行促進作用があります。
また、活性酸素の発生を抑制する働きがあり、
ガンの予防にも効果的です。
ネギにも含まれる香りの成分「硫化アリル」は、
胃腸の働きを活発にすることで、消化促進や食欲アップに効果的です。
食物繊維も豊富です。
- 学 名:Allium ×wakegi
- 別 名:コネギ、センボンネギ、
チモト、イチモンジ - 科 名:ユリ科
- 原産地:西アジア、地中海沿岸
- 利用部位:茎、葉、根
<主な成分> カロテン、ビタミンC・E・K、
葉酸、硫化アリル、食物繊維
<主な作用> 免疫力向上、血行促進
<注意事項> 特に知られていない