からだに優しいもの

とにかく、優しいものです。

アルコールの基材

アルコール基材(Water Soluble)

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精油は親油性なので、水には溶けませんが、
油やアルコールには溶けやすくなります。
ハーブでチンキ剤を作る時は、アルコールに漬け込んで、
ハーブの中の水溶性の成分も脂溶性の成分もアルコールに溶かします。
 
アルコールは肌に刺激があると言われているため、
敬遠される方も多いですが、収斂作用などもあるので
上手に使えば、肌にとっても「百薬の長」となると思います。
 
 

無水エタノール

 
精油は「水」にはほとんど溶けませんが、
「アルコール」には溶けます。
精油を予めアルコールに溶かしておいてから水を加えると、
比較的よく混ざり合います。
アロマテラピー用としては、
薬局などで手に入る99.5%以上含む
無水エタノールが適しています。
 
香水やルームフレグランスを作る時などに使用します。
揮発性が高く燃えやすいため、保管場所に注意しましょう。
 

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ウォッカ

 
無水エタノールは、濃度も99.5%以上で、
殆どが石油などから作られたアルコールですから
「外用のみ」で内服は出来ません。
これに対しウォッカなどの酒類は、
穀物などから出来る蒸留酒ですから、飲むことも出来ます。
 
また、ハーブでチンキ剤を作る時は、
一般的にアルコール度数、40度が
ハーブの成分を抽出出来ると言われています。
 
更に、96度のウォッカも1200円くらいから購入出来ますので、
無水エタノールの代わりに使うことも可能です。
 

 
 

ホワイトリカー

果実酒に使われる35度のホワイトリカーは
連続式蒸留で作られる焼酎のことで、無味無臭、無色透明が特徴です。
ウォッカの代用として、チンキ剤作りに使用出来ます。
内用にも外用にも使えます。
 

梅酒

アルコールに抽出したハーブの成分を
内用するという点から考えると、
梅酒も薬用酒もチンキ剤と呼ぶことが出来ます。
 
 

焼酎

「ホワイトリカー」のような連続式蒸留で作られるものの他に、
単式蒸留で作られる焼酎もあります。
アルコール度数25度程度のものが多く、
イモやコメなどの原料の風味を生かしたものが人気です。
少しクセがありますが、
日本のハーブの中には相性の良いものがありそうです。
 
 

日本酒

アルコール度数は15度くらい。
日本のハーブと相性が良く、
薬草酒として利用してみるのも良いでしょう。
 
 

ウイスキー、ブランデー、ラム、ジン

いずれもアルコール度数は40度。
どれも香りが強いお酒ですが、
同じく香りが強いスパイス類との相性が良いようです。
 
 

ワイン

アルコール度数は14度くらい。
欧米では古くから
ローズマリーの枝を漬け込んだ白ワインを
薬代わりに飲む習慣があるそうです。