からだに優しいもの

とにかく、優しいものです。

ベニバナ(紅花、サフラワー)

日本のハーブ

f:id:linderabella:20201029124125j:plain

 
キク科紅花属の一年草です。
花の咲き始めは鮮やかな黄色で、
だんだんと朱色が強くなり、濃い朱色になります。
原産はアラビア、エジプト付近で
世界各地に広がって栽培されました。
 
日本にはシルクロードを経由して
6世紀頃に伝えられたと言われています。
6世紀後半に作られた奈良県斑鳩の藤ノ木古墳からは
紅花の花粉が出土しており、
鮮やかな染色が出来る紅花は黄金の様に珍重され、
貴人の埋葬に用いられたと考えられます。
 
紅花の名前は文字通り「紅を取る花」として名付けられましたが、
古く『万葉集』や『古今和歌集』には「末摘花」の名前で登場します。
 
江戸時代には広く栽培され、染料などとして使われました。
「紅」の抽出法は、
まず花を水に浸けて揉み出して
水溶性のサフロールイエローの色素を抽出し、
次にアルカリ性の草木の灰汁を溶いた液に浸けて
赤い色素の「カーサミン」を溶かし出し、
更に酢を加えて酸性にして赤の色素を沈殿させていました。
これらを衣類の染料にしたり、化粧品の食品の色付けにも利用しました。
 
生薬としては、
血行の促進や血圧降下、ストレス性潰瘍の抑制に用います。
また、女性の不調の改善に役立ちます。
但し、妊娠中の使用は厳禁です。
薬用種などに含まれる他、
お灸の一種「紅灸」(べにきゅう)にも利用されています。
 
種子を圧搾して採れる「紅花油」は塗料や石鹸の他、
更に燃やした煤で「紅花墨」の原料としても利用されます。
 
 
  • 学  名:Carthamus tinctorius
  • 生 薬 名 :コウカ(紅花)
  • 英  名:サフラワー
  • 科  名:キク科
  • 使用部位:管状花、種子油、種子
  • 作  用:通経、駆瘀血、血圧降下、ストレス性潰瘍抑制 
  • 安 全 性:2b、2d
         妊娠中は、医療従事者監督下以外での使用禁止
         出血障害、出血性疾患、
         消化性潰瘍の患者での使用禁止
  • 相互作用:B
         抗凝固薬との併用は、
         有資格の医療従事者監督下で行うべきである。 
 
 
<関連事項>
f:id:linderabella:20200719105344j:plain
ハーブ
f:id:linderabella:20200625101914j:plain
茶外茶