spice
「香辛料」は古くから世界的に流通されているのに関わらず、
今でも具体的な定義付けがなされておらず、
各国それぞれに「香辛料」を定義しています。
日本では、「全日本スパイス協会」が自主基準として、
「香辛料」を次のように定義し、
更にこれを「スパイス」と「ハーブ」の2種類に分類定義しています。
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- 香辛料 :食品の調理のために用いる
芳香性と刺激性を持った植物 - ハーブ :香辛料のうち、茎と葉と花
- スパイス:それ以外の部分である種子や果皮・果実
- 調味料
「料理の味を調える」際に使う材料のことを指し、
英語では「seasoning」(シーズニング)と表記します。
- 香辛料
調味料に分類される材料の一種で、
「料理に香りや辛味などの風味を与えたり、色づけする」
材料のことを指し、
英語では「spices」(スパイス)と表記します。
以上のことから、「香辛料(スパイス)」とは、
植物から採取された芳香のある根や幹、蕾、種子、果実、
葉や茎などを、そのままるいは乾燥させた後に粉状にして使う
調味料の一種で、調理の際に香りや辛味、色を付けるために使用するものの
総称です。
スパイスを料理に加えることによって、
味や香り、見た目に変化を与え、料理を更に美味しくさせたり、
食欲を増進させたりする効果があります。
また、魚や肉、内臓などを使う料理においては、
生臭さを消す効果がある他、防腐効果もあると考えられています。
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