からだに優しいもの

とにかく、優しいものです。

タラゴン

Tarragon(ハーブ事典)

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「タラゴン」は、「小さな龍(ドラゴン)」を意味する
フランス語名の「エストラゴン」が訛ったものだと言われています。
料理の味を劇的に変化させることから、
「魔法の竜」とか「食通のハーブ」とも呼ばれ、
フランス料理には欠かせない存在です。
 
 

フランス系とロシア系

「フランス系」と「ロシア系」のものがありますが、
風味が優れたフランス系のものが主として用いられています。
ロシア系は、香りが弱く、料理には向きません。
フランス系のものを「エストラゴン」、
ロシア系のものを「タラゴン」と呼ぶと
説明しているものがありますが、
どちらも英語名では「タラゴン」、
フランス名では「エストラゴン」と呼びます。
但し、フランス系とロシア系のものは同属変種の別植物です。
 
 

ハーブの特徴

香りや風味
香り・風味
清アニスに似た甘い香りで、
若干苦味がある
 
アニスに似た甘い香りとピリッとした苦味、辛味の他、
セロリの様な芳香もあります。
 
健康効果
ギリシャでは紀元前500年頃から薬草として栽培されており、
医学の父・ヒポクラテスは、
ヘビや狂犬に嚙まれた際の毒消しに用いていたそうです。
 
日本に伝来したのは大正時代で、
薬草の見本として栽培されたのが始まりです。
健胃、食欲増進、強壮などの健康効果があると考えられています。
 
多羅ゴンのハーブティーは不眠症に効果的と言われています。
 
データ
Data
  • 学  名:Artemisia dracunculus(フレンチタラゴン)
  • 別  名:エストラゴン(仏)
  • 科  名:キク科
  • 原産地 :ロシア南部、西アジア
  • 利用部位:茎、葉
 <主な成分>
  アネトール、エストラゴール、ファルネセン、
  リモネン、ミルセン、ビタミンC、β-カロテン
 
 <主な作用>
  消化促進、鎮痛、整腸、駆風、口臭予防、消臭、
  老化防止、酸化防止、殺菌 など
 
 
 

美味しい利用法

「フレンチタラゴン」はフランス料理には欠かせない存在で、
ピクルスやサラダのドレッシング多用される他、
エスカルゴ料理には欠かせない存在です。
肉や魚、卵、トマト料理との相性も良いとされます。
 

 

 
調味料やソースを始め、
タルタルソースやマヨネーズを使ったドレッシングなどに
活用されています。
ビネガーやオイルに漬け込んで、
「フレーバービネガー」や「フレーバーオイル」を作るのも
おススメです。
 
乾燥させると風味が弱くなるので、生のものがおススメです。