からだに優しいもの

とにかく、優しいものです。

クラリセージ

Clary sage(精油事典)

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PMSや更年期障害の強い味方

 
「クラリセージ」は、
ヨーロッパ・中央アジア原産の多年草のハーブで
草丈は約1m程まで成長する大型ハーブです。
高温多湿に弱く、午前中に花が咲いても、
夏の日差しを受けると
夕方には萎れたり、枯れたりしてしまうこともあります。
 
 

名前の由来

 
「クラリセージ」の名前の由来は
「明るい」「清浄な」という意味を持つ
ラテン語の「クラルス」が語源で、
洗眼する際にクラリセージの種子の粘液を用いていたことに
由来するそうです。
 
 

香りの特徴

 
香りの特徴
【ハーブ系】
マスカットを思わせるややフルーティーで
ウッディーな香りを含んだ、温かみのある香り
 
ノート トップ~ミドルノート  香りの強さ 中~強
 
「クラリセージ」の精油は
温かみのある、心地よい香りがして、
緊張や不安を和らげ、気分を明るくしてくれます。
中世にはこの甘い香りを利用して、
マスカットワインの香り付けやリキュールの香料と
されていたようです。
そのため「マスカット・セージ」とも呼ばれています。
イギリスでは、ビール醸造時のホップの代用品として
使用していた時期もあるそうです。
現代でも香料としてよく使用されていて、
香水や化粧品、飲食物の香り付けとして使用されています
 
 

精油の働き

 
精油には、エストロゲンに似た成分が含まれているため、
女性ホルモンの分泌を調整し、
心身の緊張を緩める働きがあります。
月経痛やPMS(月経前症候群)、
更に更年期の自律神経の不調に伴う症状
(抑うつ、興奮、孤独感など)にも効果が期待されます。
また、腹部の張りや消化不良などにも用いられます。
 
但し、車の運転時や仕事に集中する際の使用は控えましょう。
お酒とも相性が悪いので、飲酒時の使用は避けて下さい。
 
精油の働き
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 ・緊張や不安で疲労した神経を解す
 ・パニック状態に陥った時、
  平静心に戻す
 
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 ・月経不順に働く
 ・血行を促して体を温める
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 ・髪の毛の成長を促進
 ・脂性肌を整える
主な作用
  消化促進、殺菌、抗炎症、
  通経、強壮、催淫、自律神経調整
 
主な成分
  酢酸リナリル(70%)、
  リナロール、ゲルマクレンD、
  スクラレオール(特徴成分)、
  酢酸ゲラニル、酢酸ネリル など
 
 

精油のデータ

  精油データ 
  • 学   名:Salvia sclarea
  • 和   名:オニサルビア
  • 科   名:シソ科
  • 主 産 地:ロシア、フランス、モロッコ、
          イタリア、ブルガリア、ハンガリー
  • 抽 出 部 位:花、葉
  • 精油製造法:水蒸気蒸留法
  • 精 油 の 色:淡淡黄色
  • 相性の良い精油
      カモミール、ジュニパーベリー、
      ペパーミント、ラベンダー、レモン、ローズ
  • 注 意 事 項
     ・刺激性があるため、低濃度での使用がおススメ
     ・妊娠中・生理中は避ける
     ・運転時・アルコール摂取時は避ける
 
 

おススメ使い方

 
  芳香浴、沐浴、ホームケア
 
 

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