Black Pepper(スパイス事典)
熟す直前の緑色の果実を摘み取り、天日に果皮ごと干して乾燥したもの。
外皮に香りがあり、粗く挽けば挽くほど強く香り、辛みが穏やかになります。
野性的な香りと強い辛みが特徴で、
ビーフステーキ、カルボナーラなど味の濃い料理やにおいの強い素材とよく合います。
淡白な料理に用いればアクセントになり、美味しさを引き立ててくれます。
他のスパイスと同様、香りは引き立てが一番なので、ホールで購入し、
料理に応じて粗挽き、中挽き、細引きと引き分けるのがオススメです。
黒コショウの辛みと香りの関係と用途]
粗挽き | 中挽き | 細挽き |
香りが強い | 適度に香る | ほのかな香り |
辛みは穏やか | 適度な辛み | 辛みが強い |
料理の仕上げに。 挽き立てをかけ 香りを楽しむ |
臭み消しや辛み付けに。 熱を加える前の 味付けとして |
臭み消しや辛み付けに。 熱を加える前の 味付けとして |
- 学 名:Piper nigrum
- 和 名:クロコショウ(黒胡椒)
- 科 名:コショウ科
- 利用部位:果実
- 原 産 地 :インド
ブラックペッパーは、身体の不調を整えるスパイスとしても知られており、
インドやChinaでは古くから病気の治療に利用されていたと言われています。
まず、胃腸の働きを活発にする作用があり、消化器系が不調の時に利用されます。
体を温める作用があるため、冷え性や肩こり、腰痛、筋肉痛の緩和も期待出来ます。
更に、感性を鋭敏にする作用があるので、無気力になった時や病気に陥った時など、
精神的な疲労を感じた時にも役立ちます。
<関連事項>
こしょう |
白胡椒 |
緑胡椒 |
ピンク ペッパー |
ロング ペッパー |
精 油 |