Ajowan seed(スパイス事典)
ピリッとした刺激がある、
インドの家庭に欠かせない万能スパイス
インドの家庭に欠かせない万能スパイス
インド料理によく用いられます。
主にカレーパウダーや胃腸薬の原料に使われています。
「アジョワン」の実が熟したら、逆さに吊るして乾燥させて、
乾燥したら、種子を落としてふるいにかけ、
スパイスになります。
植物の形が野生のパセリに似ているため、
別名、「ワイルドセロリシード」と呼ばれています。
スパイスの特徴
香り・風味
種子を砕くと「タイム」に似た芳香が広がりますが、
タイムよりも辛味が強く、刺激的な苦味があります。
効果や薬効
インドの家庭では、「アジョワン」は薬用として、
特に「胃腸薬」として家庭でよく用いられています。
お腹が張っていたり、胃もたれした時の常備薬とされています。
アジョワンを一晩水に浸して作る「アジョワン水」は、
消化不良や二日酔いに効果があるとされています。
また、強力な殺菌・防腐作用がある
「チモール」が含まれていることから、
「口中清涼剤」として口をゆすいだり、
「歯磨き粉」にも使われてたりしているようです。
このように、様々な用途で利用出来ることから、
インドの過程には必ずと言っていいほど
「アジョワン」は常備されているそうです。
データ
使い方・代表的な料理
腸内ガスの発生を抑える働きがあることから、
豆類をたんぱく源にする人にとって、欠かせないスパイスです。
舌を刺激するほどの辛味と苦味は、インド料理と相性抜群です。
カレーパウダーの材料の一つで、
タイムやクミン、セロリシードの代わりに料理に用います。
ホールのまま、ケーキやパンなどの粉物に練り込むと、
独特の風味が楽しめます。
インドの「パラサ」というパンに入れます。
油と相性が良く、インド風の炒め物にすることも出来ます。
里芋の料理や魚料理、消化の悪い豆料理に使われる他、
リキュールの香味づけやピクルス、ミートソース、
ドレッシング、ソース類の香りづけにも使われます。
味を引き締めてくれます。
刺激が強いので、味を見ながら少量を使うのがポイントです。
ホール
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パウダー
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丸みのある小さな種には、
茶色の縞目がある |
ホールより茶色が濃くなり、
タイムに似た香りが強くなる |