からだに優しいもの

とにかく、優しいものです。

ニゲラ(ブラッククミン)

Nigella(スパイス事典)

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品種によっては、
観賞用として庭花や切り花として広く楽しまれています。
別名「ブラッククミン」と言いますが、
クミンシードより小さく、黒い粒で、
「クミン」とは香りも風味も異なります。
 
インドでは「カロンジ」と呼ばれ、
ホールを煎って香りを強め、
野菜や豆料理、チャツネに、
またパンやお菓子のトッピングにも使用されています。
中近東やトルコでは、
ゴマのようにパン生地に練り込んで焼くこともあります。
 
風味や香りの特徴
オレガノに似た香りで、
ケシの実とペッパーの中間のような苦味
 
種にはケシの実とペッパーの中間のような苦味と
オレガノに似た香りがあります。
 
コリアンダー、オールスパイス、セイボリー、タイムなどと
相性が良く、ミックススパイスとしてよく利用されています。
フランスでは「カトルエピス」(シナモン、クローブ、ナツメグ)、
東インドでは「パンチフォロン」
(クミン、フェンネル、フェヌグリーク、マスターシード)が
ポピュラーです。
 
 

 
抗酸化作用がある種子の圧搾油は
キャリアオイルとして利用されることもあります。
 
ニゲラ
  • 学  名:Nigella
  • 別  名:ニオイクロタネソウ、
         ブラッククミン、
         スモールフェンネル、
         ラブ・イン・ア・ミスト、[印] カロンジ
  • 科 名:キンポオウゲ科
  • 原産地:西アジア、南ヨーロッパ、中近東
  • 利用部位:種子
 <主な成分>
  リノレン酸、β-シトステロール、チモキノン、
  パラシメン
 <主な作用>
  鎮痛、抗炎症、抗酸化、抗ヒスタミン