Hyssop
「ヒソップ」は
ヨーロッパ南部から西アジアにかけての原産です。
濃い青色の花をつけるものが多く、
他にもピンク、白など異なる色の花を咲かせる種類もあります。
紀元前には既に地中海沿岸地域全域で用いられていたと言います。
「聖なるハーブ」という意味の
ギリシャ語に由来して名付けられたそうです。
古くは、教会の床に敷いて空気を清浄したと言われています。
和名の「ヤナギハッカ」(柳薄荷)は、
このハーブの葉の形が柳に似ており、
ハッカに近い芳香があることに由来しています。
葉は乾燥させたものよりも生葉の方が香りが強いです。
開花前に収穫して使います。
ヒソップには、ミントに似た清涼感のある香りがあります。
その香りから不安や心配、神経の緊張、
ストレスなどを和らげる効果があります。
葉に抗生物質の一種「ペニシリン」を産出する
カビが繁殖することが分かっており、
抗菌性が高いと考えられています。
そのため、咳止め、気管支炎、リウマチ、
消化不良、整腸などに利用されています。