からだに優しいもの

とにかく、優しいものです。

チャービル

chervil(ハーブ事典)

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フランスでは「セルフィーユ」と呼ばれ、
葉を料理の風味付けなどに利用するハーブで、
古代ローマ時代には既に利用されていました。
ヨーロッパでは最もポピュラーなハーブの一つで、
魚、肉、乳製品など幅広く利用されます。
オムレツやソース、ドレッシングなど料理の風味づけの他、
サラダや料理の彩りに添えます。
 
用途の広さや性質はパセリに似ていますが、
パセリに比べると風味が軟らかく、甘い芳香があり、
「グルメのパセリ」とも呼ばれます。
 
風味や香りの特徴
パセリより甘い芳香
 
 
優しい香りでクセもなく、後味もサッパリとしていて、
彩りもよい。
パセリよりも甘く繊細な香味を持つことから、
「美食家のパセリ」とも呼ばれています。
 
熱を通し過ぎると香りが飛ぶので、
生か生に近い状態で利用することが多いです。
他のハーブと組み合わせることで相乗効果的に風味が引き立ち、
フランスの「フィーヌ・ゼルブ」や
ドイツの「フランクフルター・グリーンソース」には欠かせません。
 

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フィーヌゼルブ

 
健康効果
チャービルには、胃腸の調子を整えて消化吸収を助けたり、
新陳代謝を促して体内から毒素を排出したりする効能があります。
ビタミン、ミネラルが豊富で発汗作用があるので、
発熱時に食べると熱を下げてくれます。
 
 チャービルのデータ 
  • 学  名:Anthriscus cerefolium
  • 別  名:ガーデンチャービル、セルフィーユ、
         茴香芹(ういきょうぜり)
  • 科  名:セリ科
  • 原産地 :ヨーロッパ、西アジア
  • 利用部位:葉、茎
 <主な成分>
   α-ピネン、β-フェネンドレン、ビタミンC、
   β-カロテン、鉄、マグネシウム
 <主な作用> 抗酸化、消化促進、血液浄化