日本の薬草・ハーブ事典(Mulberry)
日本では「桑の葉」と呼ばれます。
年に6回も収穫できる強い生命力に富み、
蚕が食する唯一の食べ物として
日本の戦前の絹産業を支えた他、
古くから民間薬として使用されていました。
糖尿病などの生活習慣病に効果的なハーブ
です。
ヨーロッパでは、『ギリシャ神話』に出てくる
悲恋の木として知られるロマンチックな
植物です。
完熟した実は世界各地で生食される他、
果実酒やジャムなどに用いられてきました。
糖の吸収を抑える働きがあるという
研究が発表されています。
「デオキシノジリマイシン」という成分が、
「α-グルコシダーゼ」の働きを抑え、
小腸からの糖質吸収を抑制し、
血糖値の上昇を抑える作用が期待出来ます。
美容の分野では、美白の目的で使われることがあります。
<おススメの使用法>
1.チンキを作って、いつもの飲み物に混ぜる
チンキは、水、湯、ハーブティーなどに
適量入れて飲みます。
2.マルベリー塩を常備調味料に!
桑の葉のドライハーブをミキサーで粉状にし、
自然塩と混ぜると、「マルベリー塩」の完成です。