日本のハーブ
ウコギ科ウコギ属の落葉低木で、北海道に自生しています。
生垣などにも使われてきました。
山野に自生し、山菜として食用されてきた歴史もあります。
山菜としての旬は春で、肉質が柔らかく香りが豊かです。
日本に昔から自生している「ヤマウコギ」、
China大陸原産の「ヒメウコギ」、
北海道やロシアなどの寒冷地に自生する「エゾウコギ」などがあり、
一般にはこれらをまとめて「ウコギ」として扱われています。
ビタミンやミネラルを始め、多彩な栄養素を
根・茎・枝・葉の全てに含む「エゾウコギ」は、
「アダプトゲンハーブ」と呼ばれるもののひとつです。
「アダプトゲン」とは「適応促進」という意味です。
ホルモンバランスを促進し、抵抗力や免疫力を高め、
肉体的疲労などのストレスへの抵抗能力を高める働きがあると
認められたハーブのことをこう呼んでいます。
同じウコギ科の植物である「高麗人参」もその一つで、
どちらの滋養強壮効果で知られ、
肉体面・精神面の両方で
ストレスへの抵抗力を高めてくれると言われています。
「エゾウコギ」に含まれる成分には、
血管を広げ血流を良くする働きもあるので、
血行不良による肩こりや冷え性の緩和に役立ちますから、
アロマバスや温湿布はおススメです。
血行の改善により、胃腸の働きが改善され、
食欲不振や消化不良の時に役立ち、
動脈硬化など生活習慣病の予防や、更年期障害の改善も期待出来ます。
- 学 名:Eleutherococcus senticosus
- 別 名:シベリアニンジン、エレウテロジンセン
- 英 名:シベリアジンセン
- 科 名:ウコギ科
- 使用部位:幹皮、根、根皮、葉、花、果実
- 作 用:抗疲労、免疫機能促進、血糖降下、
心血管保護、抗炎症
<おススメの使用法>
1.エゾウコギ茶
2.チンキをハーブティーなどに入れて、疲労回復
3.入浴
ハーブチンキをお湯を張ったバスタブに50ml程度入れ、
よく混ぜてゆっくり使って下さい。