からだに優しいもの

とにかく、優しいものです。

ギンコウ(イチョウ)

Ginkgo(ハーブ事典)

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「イチョウ」は、
1億年前からある植物で「生きた化石」とも言われ、
現存する最古のメディカルハーブと言われています。
なお、「ギンコウ」の名前は、
日本語の「銀杏」(ギンキョウ、ginkyo)から来ていると
言われています。
 

 
 

ハーブの特徴

風味や香り

風味や香りの特徴
枯草の香り、少し苦味ある
 
 

健康効果

 
秋には葉が黄色に色づくギンコウ(イチョウ・銀杏)。
東京都、神奈川県、大阪府の都府県の樹に指定されるなど、
日本では馴染みの深い樹木です。
全国平均で沖縄を除く日本の街路樹の1割がイチョウです。
日本には室町時代より前に入ってきたとされ、
各地の神社仏閣では巨木を見ることが出来ます。
 
樹齢1000年を超えるものもあると言われ、
その生命力の強さは誰もが認めるところです。
 
イチョウの葉に含まれる成分の効果を最初に見出したのは
ドイツです。
1960年代に血流改善作用についての研究結果が発表され、
1965年にドイツでイチョウ葉エキスが医薬品として登録されたことから、
ヨーロッパにおけるイチョウ葉エキスに対する研究が
加速していきました。
 
イチョウ葉に期待出来る主な健康成分は、
ポリフェノールの一種である「フラボノイド」と
強力な抗酸化作用を持つ「ギンコライド」を含んだ健康成分です。
 
「フラボノイド」は血液循環の効果が特に高いと言われていて、
しなやかな血管を作ることに繋がり、
毛細血管などの末梢の血管を広げ、全身の血液循環を促進してくれます。
 
「ギンコライド」はイチョウ葉エキスのみに含まれる
「ファイトケミカル」と呼ばれる健康成分の一種です。
強力な抗酸化作用があり、
脳細胞を活性酸素から守る働きがあると言われています。
アルツハイマー型や脳血管型の認知症にも用いられます。
また、耳鳴り、めまい、抑うつなどにも活用されています。
 

データ

 ギンコウ(イチョウ)のデータ 
  • 学  名:Ginkgo biloba
  • 和  名:銀杏(イチョウ)
  • 別  名:鴨脚樹 公孫樹、メイデンヘアツリー
  • 科  名:イチョウ科
  • 使 用 部 分:葉、種子(銀杏)
 <主な成分>
  フラボノイド配糖体、二重フラボノイド、ギンコライド、
  ビロバリド、アメントフラボン、ギンコール酸
 <主な作用>
  血小板活性化因子、(PAF)阻害、血管拡張、抗酸化
 <注意事項>
  ・イチョウ製剤に過敏な人は禁忌
  ・抗血液凝固剤(ワーファインなど)を使用中の人は
   効果を増強するので、使用しない
 
 

おススメの使用法

ハーブティー

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少々苦味がある味なので、
ペパーミントなどスッキリとした風味のハーブを
ブレンドすると飲みやすくなります。
 
チンキをハーブティーに入れて飲む

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チンキにすれば、成分をギュッと凝縮出来ます。