からだに優しいもの

とにかく、優しいものです。

ワイルドライス

Wild Rice(ハーブ事典)

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ワイルドライスとは

 
「ワイルドライス(Wild rice)」は、
「ライス」と名前につきますが、
実は米ではありません。
「米(ライス)」と同じイネ科の
「マコモ」という草の実です。
北米大陸の水源豊かな湿地帯に
群生しています。
 
 
「マコモ」の茎が肥大化した部分が
タケノコのような形をしているため、
「マコモダケ」と呼ばれています。
この「マコモダケ」中に出来る種子が
「ワイルドライス」です。
 
 
「ワイルドライス」には、
「インディアンライス」という別名も
あります。
数千年前から北米の先住民に
崇拝の念をもって食べられたためであり、
重要な栄養源として重宝されていたようです。
 
「ワイルドライス」は
寒冷な地でも育つことで知られ、
厳しい自然とともに生きていた
先住民族にとっては
ありがたい食物だったのでしょう。
近年は、「スーパーフード」として注目を集めています。
 

健康効果

食感は少し硬め。プチプチとした口当たりは、
腸内をキレイにする働きがある「食物繊維」が
豊富な証です。
 
ビタミンEが豊富に含まれることから、
抗酸化作用があり、肌の細胞が老化するのを
防ぎ、美肌を作ります。
肌以外にも体全体のアンチエイジングに
繋がります。
 
鉄も多く含まれるため、貧血を改善する他、
髪や肌が生まれ変わるのを助ける働きがあり、
美肌、美肌に役立ちます。
 
なお、調理後の「ワイルドライス」と
炊飯後の「白米」の栄養価を比較すると、
「白米」は炭水化物が多く、
優れたエネルギー源となっています。
一方「ワイルドライス」は、
たんぱく質や食物繊維の他、
カリウムやマグネシウム、鉄、
亜鉛などのミネラル類や
ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB群を
多く含んでいます。
 
 データ 
  • 学 名:Zizania aquatica
  • 別 名:マコモ、
        インディアンライス
  • 科 名:イネ科
  • 原産地:カナダ
  • 使用部位:実
 

「ワイルドライス」の基本的な食べ方

「ワイルドライス」は、
見た目が黒く迫力はあるものの、
味としてはあまり主張がなく食べやすいです。
プチプチと、口の中で弾けるような食感を
楽しむことが出来ます。
 
 
風味や香りの特徴
独特の香ばしい風味
プチプチとした食感
 
水で洗った「ワイルドライス」を鍋に入れ、
3~4倍のたっぷりの水を加えて蓋をして
沸騰してから約30分程弱火で茹でるといった
方法が一般的です。
プチプチとした食感を残すように茹でると、
より美味しさが引き立ちます。
これをサラダやスープの具材、
肉や魚の付け合わせとして使います。
 
「ワイルドライス」を主食として食べたい時は
米に混ぜましょう。
但し、「ワイルドライス」と「白米」とでは
固さが違うので、
「ワイルドライス」を下茹ででし、
それを炊いた米をそれぞれ混ぜ合わせる方が
よいでしょう。
チャーハンやピラフなどの炒め飯にしたり、
カレーやシチューに合わせてもOKです。