アイスランドモス

Iceland moss（ハーブ事典）

トナカイのご飯

 

苔のような見た目ですが、

菌類の仲間の地衣類で、藻類と共生します。

「アイスランドモス」は北欧の人々にとって大切な食料であり、

また自然薬でもありました。

 

 

味や香りの特徴

磯臭く強い苦味がある

 

 

 

健康効果

「アイスランドモス」には、

強力な抗菌作用や多糖類による免疫賦活作用が報告されており、

口腔粘膜の炎症、乾咳、喘息、病後の体力回復などに用いられます。

 

ドイツの「コミッションＥ」では、

口腔粘膜の炎症や咽頭炎などに

トローチ剤やチンキ剤での適用を認めています。

 

• 学　　　名：Cetraria islandica
• 別　　　名：エイランタイ、イスランドゴケ
• 科　　　名：ウメノキゴケ科
• 使 用 部 位：葉
• 原　産　地：地中海沿岸

　＜主な成分＞粘液質（リケニン）、

　　　　　　　苦味性抗菌性地衣類（セトラリック酸）

　＜主な作用＞粘膜保護、抗菌

　＜注　　意＞胃・十二指腸潰瘍がある場合は、
　　　　　　　チンキ剤や粉末は禁忌