日本のハーブ
日本各地の日当たりの良い草地に自生する二年草です。
センブリは日本各地に自生する民間薬の代表格ともいうべき植物です。
日本特産のセンブリですが、
初めは、のみやしらみ用の殺虫剤として使われていました。
江戸時代の終わり頃から苦味健胃薬として認められ、
医薬品の列に加えられました。
千回振り出しても(煮出しても)まだ苦いというのが
名前の由来です。
苦味が口中に残りますが、
これが舌先を刺激して、反射的に胃の働きを活発にします。
腹痛や食欲不振に効果がある他、発毛促進作用が期待出来ます。
- 学 名:Swertia japonica
- 別 名:アケボノソウ、ヤクソウ、クスリグサ
- 科 名:リンドウ科
- 原 産 地:日本
- 使 用 部 分:開花期の全草
- 香り・風味:強い苦味
- 生 薬 名:当薬(とうやく)
- 主 な 成 分
- 主 な 作 用:健胃、整腸、発毛