日本のハーブ
マメ科センナ属の常緑低木で、高さ1m程になります。
世界最古の医学文書と言われる
『エーベルス・パピルス』(B.C.1550頃)にも
ヒマシやアロエなどの下剤と一緒に紹介されるほど、
古くから使われています。
11世紀頃に、アラビアの侍医から
「アロエ」に代わる「下剤」として欧州に持ち込まれると、
以来急速に世界各国に広まりました。
「センナ」は蠕動運動が促進させることで、
便秘やそれに伴う食欲不振、腹部膨満などに、
瀉下の目的で利用されます。
但し、作用が強いため、取り過ぎに注意が必要です。
また、多用すると大腸の筋力が衰える場合があるので、
連用は避けて下さい。
アーユルヴェーダでは、
ショウガやフェンネルなどの健胃作用のあるハーブを
4分の1程加えると作用を和らげることが出来ると
言われています。
- 学 名:Cassia angustifolia
または
Cassia acutifolia - 科 名:マメ科
- 使用部位:茎
<主な作用> 蠕動運動促進
<安全性> 安全性 :2d
・腸閉塞、原因不明の腹痛、また腸炎
(虫垂炎、大腸炎、クローン病、過敏性腸症候群、
大腸メラノーゼ)の人に禁忌
・8日間を超える使用禁止