日本のハーブ
アカネ科アカネ属の蔓性多年生植物です。
『万葉集』にも登場し、
赤みを帯びたアカネの根の根からは
「アリザリン」という赤色の染料が採取され、
古くからこれを使った草木染め(茜染)が行われてきました。
現在、アカネ色素の抽出には、
根が太くてアカネより収量が多い
「セイヨウアカネ(西洋茜)」が用いられることがほとんどです。
漢方では、咳止めや鼻血の止血、月経不順の際に用いられます。
- 学 名:Rubia argyi
- 別 名:ベニカズラ、アカネカズラ
- 生 薬 名 :茜根(せいこん)
- 科 名:アカネ科
- 使用部分:根
- 主な成分:プルプリン、アリザリン
- 主な作用:生理不順の改善、止血、消炎、利尿
- 注 意:妊娠中は控える。
セイヨウアカネのアカネ色素には、
肝臓障害、発がん性の恐れのある
成分が含まれているため、注意が必要