日本のハーブ
シャクヤク(芍薬)はボタン科の多年草で、原産はChina。
春になるとピンクや赤色の大きな花を咲かせる植物です。
花名の由来は、姿がしなやかで優しい様を意味する
「綽約」(しゃくやく)に由来すると言われています。
また、ヨーロッパでは美しい花はよくバラにたとえられ、
フランスでは「聖母のバラ」、
スペインやイタリアでは「山のバラ」と呼ばれています。
日本でも、「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」
という言葉の通り、美人の代名詞とされてきました。
日本へは漢方薬として渡来しました。
漢方に利用されているのは「根」で、
根を太らせるために蕾を摘み取ります。
消炎、鎮痛、止血、抗痙攣作用があります。
- 学 名:Paeonia lactiflora
- 別 名:エビスグサ、カオヨグサ、
エビスグスリ、ハナノサンショウ - 科 名:ボタン科
- 原 産 地:China
- 使 用 部 分:根、花
- 香り・風味:スッキリとしたブーケ調の香り
- 主 な 成 分:ペオネフリン、アルビフロリン、
ペオニン、タンニン - 主 な 作 用:抗炎症、鎮痙、鎮痛、収斂、抗菌、
止血、浄血