日本の薬草
野原や道路脇などの至る所に自生する多年草です。
秋に植物の種子のようなものが衣服にくっつく
「ひっつき虫」の一種として知られています。
「イノコヅチ」の若葉と若芽が、
天ぷら、あえ物、塩ゆで、胡麻和えなどをして食べてこられました。
また、根を乾燥させたものは
「牛膝」(ごしつ)と呼ばれる生薬で、
月経不順や膀胱炎、足腰の痛みに利用されます。
虫刺されには茎や葉を揉んで出た汁を患部に塗ります。
- 学 名:Achyranthes bidentata
- 別 名:フジタカ
- 科 名:ヒユ科
- 原産地:China、日本
- 使用部位:茎、葉、根
- 生 薬 名 :牛膝(ごしつ)
- 主な成分:エクジステロン、イノコステロン、
サポニン - 主な作用:(根) 通経、利尿、鎮痛
(茎葉)虫刺され - 注 意:妊娠中は控える