spike lavender(精油事典)
ラベンダーにはいくつか種類があります。
「スパイクラベンダー」は「真正ラベンダー」とでは、
見た目はよく似ていますが、
真正と比べると背丈がやや高く、葉の幅が大きいことから、
日本では「広葉ラベンダー」という名称で知られています。
スパイクラベンダーとは
「スパイクラベンダー」はスパイク(spike)という名の通り、
花のつき方が穂のように尖っていて、花茎が3つに分かれます。
また「真正ラベンダー」よりも
草丈がやや高く、花の色が淡いのが特徴です。
精油は溶解力が大きいことから、
ルネッサンス時代の画家達は
この精油を油絵の希釈剤として使用していたと言います。
他のラベンダーよりも強靱であり、
カンファー感の強いすっきりとした香りが
男らしい印象を与えることから「男のラベンダー」とも呼ばれています。
採油率が高く、安価であることから、
現在でも「真正ラベンダー」の偽和剤として使われることもありますが、
近年では「スパイクラベンダー」独自の効果・効能が見直され、
注目されています。
香りの特徴
「真正ラベンダー」には含まれない
「カンファー」という成分を含むため、
フローラルの香りとともに爽やかな清涼感も感じます。
全体的にスッキリとした印象ですので、
普段甘い香りを使うことが少ない方や、
濃厚なフローラルの香りが苦手という方にも
比較的使いやすい香りです。
精油の働き
成分の半分程度を
「カンファー」や「1,8-シネオール」が占めているため、
ストレスや神経の疲れを和らげながら、
心身をリフレッシュしてくれます。
日中の気持ちのオンとオフの切り替えなどにおすすめです。
また、抗菌、抗ウイルス作用にも優れていることから、
ラベンダーならではの優しさに癒されながら、
清潔感のあるシャープな香りが
お部屋の中をクリーンに保ってくれます。
スキンケアでは、抗炎症作用を利用して
ニキビケアにも用いられることがあります。