からだに優しいもの

とにかく、優しいものです。

和ハッカ

Japanese mint(精油事典)

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イライラを解消し、胃腸の爽快感をアップする

 
日本に自生する「和ハッカ(ジャパニーズミント)」の
精油です。
 
 

和ハッカ

 
ミント類は多品種ありますが、
「和ハッカ」は比較的寒さに強いのが特徴です。
万葉の時代には、
既に疲れ目を癒す薬草として用いられていたそうです。
 
和ハッカの栽培は、
江戸時代に現在の岡山や広島から始まり、
明治以降は北海道の北見に生産の基盤が移りました。
主成分である「メントール」が65%以上と
ミントの中でも最も多く含まれていることから、
「メントール」を採ることが目的で、
昭和14(1939)年には、
日本産が世界の生産量の約70%を占めるまでに成長し、
その8割が北見で生産されたものでした。
戦後はブラジルなどの安価なハッカに押されて衰退しましたが、
近年、再び注目を集めています。
 
 

香りの特徴

 
香りの特徴
【ハーブ系】
強いハッカの香り
ノート トップノート   香りの強さ
 
 主成分である「メントール」が
 ペパーミントの約1.5倍と多いため、
 より強い清涼感があります。
 
 

精油の働き

 
「メントール」には、冷却・抗菌・消臭作用の他、
虫除けなど、様々な用途に活用できます。
スーッとする香りはストレスを癒し、
消化促進、鎮痛作用もあります。
 
精油の働き
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 ・ストレスをを和らげ、
  エネルギーを与えてくれる
 
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 ・頭痛、筋肉痛、肩こりなどに
  効果的
 ・鼻詰まりなどの
  呼吸器官の症状を和らげる
 ・消化を助ける
 
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 ・肌を清潔に保つ
 
主な作用
  殺菌、収斂、消化促進、
  鎮痙、鎮痛
 
主な成分
  l-メントール(~40%)、
  l-メントン(~20%)、ピネン、
  酢酸メンチル、イソメントン、
  ネオメントン、リモネン、
  1,8-シネオールなど
 

精油のデータ

  精油データ 
  • 学   名:Mentha arvenis
  • 別   名:コーンミント、ジャパニーズミント
  • 科   名:シソ科
  • 抽 出 部 位:全草
  • 精油製造法:水蒸気蒸留法
  • 精 油 の 色:無色
  • 相性の良い精油
     クラリセージ、グレープフルーツ、
     サイプレス、ペパーミント、ベルガモット、
     ユーカリ
  • 注 意 事 項
    ・刺激性があるため、低濃度での使用がおススメ
    ・妊娠初期、分娩前後の使用は控え、
     妊娠後期、授乳期間中は半分の濃度で使用
 

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