からだに優しいもの

とにかく、優しいものです。

スペアミント

Spearmint(精油事典)

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疲れた心と体を爽やかにリフレッシュさせる精油

 
ハッカ属には沢山の種類がありますが、
「スペアミント」は比較的原種に近い種です。
葉が尖っているため、
「槍」を意味する「Spear」(スペア)という名前になりました。
 
日本ではメントール臭の強い「ペパーミント」が人気ですが、
ヨーロッパでは「スペアミント」の方がポピュラーです。
 
極端な乾燥や湿気などを除き、比較的どのような場所でも育ちます。
古代ギリシャ人はスペアミントを浴槽に入れ、沐浴を楽しみました。
口腔ケアにも古くから使用され、
今でも歯磨き粉の香り付けなどにも使用されています。
 
 

香りの特徴

 
香りの特徴
【ハーブ系】
ほんのり甘くフレッシュなミントの香り
ノート トップノート  香りの強さ
 
「スペアミント」には、
「メントール」が殆ど含まれていない代わりに、
「カルボン」という甘い香りを持つ成分が多く含まれているので、
ソフトな清涼感の中にほのかな甘みや苦みがある香りが特徴です。
 
 

精油の働き

 
精油は、ミントの爽やかで心地よい香りで、
気分をリフレッシュしてくれます。
ペパーミントより、香りがマイルドで刺激が少ないので、
精神的に疲れている時などに効果的です。
 
喉の痛みなど呼吸器系の症状には
蒸気吸入を行うと効果的です。
また食欲が無い時や消化不良など
消化器系の不調にも良いとされています。
乗り物酔いの解消にもおススメです。
 
生ごみや部屋干し臭などの
雑菌からくるニオイ対策にも効果的です。
また昆虫忌避作用があり、
特にゴキブリなどの虫除け効果も期待出来るとされています。
 
 
精油の働き
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 ・疲れた心をリフレッシュさせる
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 ・便秘の症状を和らげる
 ・頭痛を和らげる
 ・吐き気を抑え、乗り物酔いを改善
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 ・痒みを抑える
 
主な作用
  強壮、駆風、抗炎症、抗真菌、殺虫、
  刺激、消臭、鎮痙、通経、分娩促進、
  防虫
 
主な成分
  ℓ-カルボン(70%)、リモネン、
  1.8-シネオール、ミルセンなど
 
 
精油のデータ
  精油データ 
  • 学   名:Mentha spicata
  • 科   名:シソ科
  • 主 な 産 地:アジア、アメリカ、イギリス、インド
  • 抽 出 部 位:葉
  • 精油製造法:水蒸気蒸留法
  • 精 油 の 色:淡淡黄色
  • 相性の良い精油
     グレープフルーツ、バジル・リナロール、
     リンデン、ローズマリー
  • 注 意 事 項
    ・妊娠中・授乳中は使用を避ける
    ・刺激性があるため、低濃度での使用がおススメ