からだに優しいもの

とにかく、優しいものです。

ミント

Mint(ハーブ事典)

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鼻に抜けるスッキリとした
メントールの香りでお馴染みの「ミント」は
最もポピュラーなハーブのひとつです。
爽やかな香りが魅力で、
ペパーミントやスペアミントなどが古くから栽培され、
広く親しまれています。
自然雑種が出来やすいため、
かつては600種程に分けられていましたが、
今では40種ほどに整理されているそうです。
 

名前の由来

 
学名の「メンタ(Mentha)」は、
ギリシア神話に登場する
「メンテ」という名前のニンフ(妖精)に由来します。
この「メンテ」という妖精は、
冥界の王ハデスの寵愛を受けたことで
ハデスの妻ペルセフォネの嫉妬を買い、
踏みつけられて草に替えられてしまいました。
この草が「ミント」で、
草となってもメンテは美しさを示すような芳香を放つことで
自分の存在を周囲に知らせているのだというそうです。
 

歴史

 
「ミント」は古くから食用だけでなく、
薬用、香料としても使われてきました。
その歴史はメソポタミア文明まで遡ることが出来ます。
粘土板の楔形文字にはハーブが書かれていて、
その中に「ミント」もありました。
紀元前1000年前後のエジプトの墓からは、
「ミント」の一種が発見されています。
その後、ローマ兵によりローマ帝国全土に広がり、
来客をもてなすために部屋で
ミントの葉を揉んで香りを漂わせていたそうです。
1700年代後半にイギリスで大人気となり、
大量に栽培されるようになりました。
 
 ミントのデータ 
  • 学  名:Mentha
  • 科  名:シソ科
  • 使用部位:葉
  • 原産地 :北半球温暖地帯、ユーラシア大陸
 
 

ミントの種類

 
「ミント」の品種は数限りなく存在し、
毎年のように新品種が登場します。
主に、香りの強い「ペパーミント系」と
ほんのりと甘い香りがする「スペアミント系」に
大別されます。
 
日本では、清涼感の強い「ペパーミント」が好まれているようです。
ヨーロッパで薬用に利用されているミントのほとんどが
「ペパーミント」で、
その精油には、強力な抗菌作用や冷却作用があります。
メントールが化学合成出来るようになるまでは
日本では「薄荷」(はっか)が栽培され、
蒸留精製されたメントールとハッカ油が世界各地に輸出されていました。
第二次世界大戦直前は金額で日本は最大輸出国のひとつでした。
 
 

和薄荷

  • 別名:ハッカ、和種薄荷、ジャパニーズミント
  • 学名:Mentha canadensis var. piperascens
日本、中国、シベリア、サハリンなどに分布します。
ミントの中でもメントールの含有量が高く、
日本では精製されたメントールやハッカ油が多く輸出されていました。
 
 
<関連事項>
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和薄荷
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精油
 
 

スペアミント

  • 和名:ミドリハッカ
  • 学名:Mentha spicata
多くの品種の親になった種です。
ペパーミントよりも先にハーブとして用いられてきました。
葉が槍の先(spear)のような形をしていることが
名前の由来です。
こちらの方が甘味が強く、爽快感や香りも柔らかいため、
菓子や酒に多用されています。
 
 
<関連事項>
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スペアミント
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精油
 
 

ペパーミント

  • 和名:セイヨウハッカ
  • 学名:Mentha piperita
スペアミントとウォーターミントが交配して生まれました。
香りが強く、殺菌や防虫効果に優れていることから、
コンパニオンプランツとしてもよく栽培されます。
 
 
 

その他

 🍃 クールミント
 (学名:Mentha arvensis var.agrestis)
 (別名:ミドリハッカ、オランダハッカ、チリメンハッカ)
  
  ガムや歯磨き粉などで有名なミントです。
  清涼感のある香りは一年中楽しめます。
 
 
 🍃 ウォーターミント
 (学名:Mentha aquatica)
  
  沼地に生えることから、
  沼薄荷、水薄荷という和名を持つミントです。
  香りが強く、かつては、床にまき散らして
  部屋を香らせるのに用いました。
  サラダや香辛料に使われます。
 
 
 🍃 イングリッシュミント
 (学名:Mentha piperita vulgaris.)
  
  ミントの中でも香りのクセが強くないため、
  ハーブティーに利用しやすいミント。
 
 
 🍃 アップルミント
 (学名:Mentha suaveolens) 
  
  マルバハッカとも言います。
  白からピンクの花。葉の色は明るい緑色。
  リンゴとミントを合わせたような甘みのある香りが特徴です。
  肉・魚料理から、フルーツのデザートや飲み物まで、
  多くの料理に利用出来ます。  
 
 
 🍃 パイナップルミント
 (学名:Mentha suaveolens ‘Variegata’)
  
  アップルミントの園芸品種で、
  別名「斑入りアップルミント」とも呼ばれています。
  名前の通りパイナップルの香りがする改良品種です。
 
 
 🍃 グレープフルーツミント
 (学名:Mentha suaveolens ×M. piperita)
  
  淡い紫色の花をつける
  グレープフルーツのような香りがするミント。
 
 
 🍃 バナナミント
 (学名:Mentha suaveolens ×M. piperita)
  
  バナナのような香りが特徴的なミント。
  香りを活かしてハーブティーやクッキー作りにどうぞ。
 
 
 🍃 ジンジャーミント
 (学名:Mentha × gracilis )
  
  ショウガのような香りが特徴的です。
  新葉に黄色い綺麗な斑が入ることが多く、
  見た目にも楽しめるミントです。
 
 
 🍃 オーデコロンミント
 (学名:Mentha x piperita 'Citrata')
  
  コロンのような香りがするミントで、
  ペパーミントの一種です。
  柑橘系の香りがするので、
  「オレンジミント」、「ベルガモットミント」とも
  呼ばれています。
 
 
 🍃 ラベンダーミント
 (学名:Mentha piperita 'Lavandula')
  
  ラベンダーのような、清涼感の強い香りが特徴的です。
 
 
 🍃 ブラックペパーミント
  
  葉の色が濃く、香りもシャープでピリリとします。
 
 
 🍃 カーリーミント
 (学名:学名:Mentha spicate 'crispa')
  
  スペアミントの仲間。
  縮れた葉が特徴的で、「縮緬薄荷」という和名を持っています。
  初夏から真夏に淡いピンクの花を咲かせ、
  葉はハーブティーや料理の臭み消しに使われます。
 
 
 🍃 コルシカミント
 (学名:Mentha requienii)
  
  5mm程と、ミントの中でも一番小さい葉の這い性のミントで、
  強い香味があります。
  食用としてではなく、グラウンドカバーとして育てるのがおススメ。
 
 
 🍃 ペニーロイヤルミント
 (和名:メグサハッカ/学名:Mentha pulegium)
 
  ピンク色の花がポンポンのように連なった花茎が立ち上がり、
  ドライフラワーに利用されています。
  ペパーミントに似た香りで、よりも強い香りがします。
  アリ、ノミ、カメムシなどの害虫を退ける効果があり、
  ヨーロッパではベッドの脇に置いて虫除けに使われていました。
  肝毒性がある「プレゴン」を多く含有することから、
  飲食用、内服薬としては利用しない。