Firtree(精油事典)
優しく爽やかな木の香りで、森林浴をする気分に
モミの仲間は約40種類あると言われ、
その中でも日本に自生するのは、
ウラジロモミ、ソラビソ、オオソラビソ、トドマツの5種です。
この4種のうち、最も収油率(しゅうゆりつ)が高いのが
「トドマツ」です。
「ドドマツ」は、北海道の代表的な木として知られています。
「トドマツ」から抽出される精油は
「北海道モミ」という商標でも知られています。
純日本製の精油です。
北海道モミ(トドマツ)
マツ科モミ属に属するモミの木の仲間で、
日本では亜寒帯の北海道に特有の針葉樹です。
サハリンやハバロフスクでは、
かつてモミの木の精油を大量に生産し、
肺炎や気管支炎などの呼吸器疾患や
リウマチ、関節炎などの治療に用いました。
今では多くの国で
クリスマスを迎えるとモミの木を飾りますが、
この習慣は、
キリスト教が布教される以前のゲルマン人の樹木信仰に
その源泉があったと言われています。
ヒルデガルトは『博物誌』の中でモミの木の力を称え、
クナイプ神父も肺炎や気管支炎に用い、
小さな鉢植えのモミを室内に置くことをススメています。
香りの特徴
北海道モミの精油はクリアでバルサム様の香りを発しますが、
リモネンを含むため、ほのかに柑橘系の香りを感じることもあります。
精油の働き
香りの主な成分である「酢酸ボルニル」には、
鎮静や神経のバランスを整える作用が、
「ピネン」には空気清浄や殺菌の作用などがあります。
また、呼吸器や関節炎などのトラブル解消に
役立てられています。
芳香浴や入浴、マッサージなどに使うと、
気分をスッキリさせることが出来ます。
精油のデータ
おススメ使い方
アロマバス
森の香りに包まれ、身体を芯から温めてくれるので、
心身の疲れが溜まっていると感じたら、おススメです。
バスタブに精油を3~5滴落とし、よく混ぜてから
ゆっくり浸かって下さい。
芳香浴
マッサージ
ハウスキーピング