costmary(ハーブ事典)
「コストマリー」の名前は、
ラテン語の「香味ある薬草」の「コスティス」から来ています。
「コストマリー」のしっとりと滑らかな葉に触れると、
甘くスパイシーなバルサムの香りが漂います。
別名「バイブルリーフ」は、その昔、教会での長い説教の際、
聖書の間に挟んだコストマリーの香りを教徒達が密かに嗅いで、
眠気や空腹感を紛らわしていたことに由来するそうです。
コストマリーの乾燥した葉はいつまでも香り、防虫効果もあります。
そのため、ポプリやサシェに加えたり、
押し葉にしてしおりを作ると、本を開くたびに香りが漂います。
昔はビールの香りづけにも使われました。
また、刻んだ葉少量を料理の香りづけに使われていますし、
入浴剤としても香りを楽しむことも出来ます。