からだに優しいもの

とにかく、優しいものです。

チコリ

chicory(ハーブ事典)

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チコリとは

 
ギリシャ語で「畑の」と言う意味の「キコリウム」に由来する
「チコリ」は、
白菜に似た新芽の形が特徴の高級野菜です。
 
「チコリ」は、ヨーロッパ原産の野菜で、
古くは紀元前の書物にも記録が残っているのですが
元来苦味がきつい植物のため、
日に当てないで白く栽培することで
美味しく食べられるようになったのは
19世紀に入ってからです。
今ではヨーロッパでは広く栽培されています。
特にベルギーが多いため、「ベルギーチコリ」の別名があります。
 
日本でもまだまだ生産量は少ないですが、北海道などで栽培されています。
 
 

 チコリの名前

 
「チコリ」は英語では「チコリー」(chicory)ですが、
フランス語では「アンディーブ」(endive)と言います。
一方サラダに使われる場合は、
ギザギザした葉の野菜を
英語では「エンダイブ」(endive)と言い、
フランス語では「シコレ」または「チコリ」(chicorée)と言います。
 
 

チコリの栄養価

 
紀元前4000年頃からチコリは既にその薬効ゆえに、
利用されてきました。
紀元前1550年頃に書かれた
エジプトの医学書「エーベルス・パピルス」にも
チコリが記載されています。
ディオスコリデスは、胃を丈夫にするためにススメていましたし、
ガレノスはチコリを「肝臓の友」と呼び、
チコリの食欲増進、消化促進、利胆、利尿、浄血作用を認めていました。
 

水溶性食物繊維のイヌリン

チコリーには、特に塊根の部分に
水溶性食物繊維の一種である「イヌリン」が多く含まれています。
イヌリンは糖の吸収を抑制し血糖値の上昇を抑える働きがあり、
糖尿病予防に効果的です。
また、善玉菌を増やし、老廃物の排出を促すため、
腸内の環境を整える効果も持っています。
 

チコリ酸

チコリーには、これも根の部分に
特有の成分の「チコリ酸」と呼ばれる成分が含まれています。
これには消化を促進する働きや肝機能を高める働きなどがあると
言われています。
 
 チコリのデータ 
  • 学   名:Cichorium intybus
  • 別   名:アンディーブ[仏]、スッコレイ、
          キクニガナ(菊苦菜)
  • 科   名:キク科
  • 原 産 地:西アジア、ヨーロッパ、北アフリカ
  • 使 用 部 分:花、茎、葉、根
  • 香り・風味:かすかに甘い香りで、
          あっさりしたコーヒーのような味わい
  • 用   途:料理、お茶、クラフト、染料など
  • 主 な 成 分:チコリ酸、イヌリン、タンニン、
          タラキサステロール
  • 主 な 作 用:強肝、利尿、整腸
  • 注   意:キク科アレルギーのある人は使わない。
 
 
 

チコリコーヒー

 
チコリは、独特のほろ苦さと淡い芳香を持つことから、
チコリの根を乾燥・焙煎した代用コーヒーにもなっています。
これは、19世紀にフランスが
イギリス製品をボイコットしたことにより、
珈琲豆が極端に不足したことから生まれたものです。
 

linderabella.hateblo.jp

 

料理に

 
ほろ苦い風味の若葉は、主にサラダや料理の飾りつけにする他、
葉の形を活かして、
肉のパテやツナ、アボカド、魚介のマリネなどを載せ、
お皿代わりにして、前菜やパーティー料理にもピッタリです。