日本のハーブ
キカラスウリは東アジアに自生する、雌雄異株の蔓性多年草です。
キカラスウリは、夏、
白く、先端がレースのように裂けて放射状に広がった花を咲かせます。
夕方暗くなってから開き、朝には萎れてしまう1日花です。
そして秋になると、
キカラスウリは直径10~15㎝程の黄色い実を実らせます。
最初は濃い緑色ですが、秋も深まり11月には熟して黄色く変化します。
葉が枯れてしまった中に
キカラスウリの大きな黄色の果実がぶら下がるように実っている姿は、
ひと際目を引きます。
根は天花粉として利用されてきました。
根の煎じ液は、解熱や利尿、催乳作用に、
種子の煎じ液は咳や痰に用いられます。
- 学 名:Trichosanthes kirilowii
- 別 名:ムベウリ
- 科 名:ウリ科
- 使用部位:根、種子
- 生 薬 名 :栝楼根(かろこん)
- 主な成分:[根] カラスリン、ブリオノール酸、
ククルビタシンB、D、
ポミフォリオール酸、トリコサン酸
[種子]脂肪酸 - 主な作用:[根] 解熱、利尿、催乳
[種子]止瀉、消炎、鎮咳、去痰 - 注 意:特になし