日本のハーブ
日本全国の日当たりの良い草地に生育する
キキョウ科キキョウ属の多年草で、
鐘のような青紫や白の花を咲かせます。
最初に桔梗の名前が登場した書物は『出雲国風土記』で、
当時の日本では
各地の草原に広く野生の桔梗が生えていたと考えられます。
しかし現在では、野生種が激減しており、
「絶滅危惧植物」に指定されています。
漢方で利用されるのは根で、
喉の炎症など、主に呼吸器疾患の治療に用いられます。
- 学 名:Platycodon grandiflorum
- 別 名:バルーンフラワー、盆花、ヨメトリバナ
- 科 名:キキョウ科
- 原 産 地:日本在来
- 使 用 部 位:根
- 香り・風味:後から苦味が来る
- 主 な 成 分:サポニン、フィトステロール、
トリテルペン、イヌリン - 主 な 作 用:鎮静、鎮痛、鎮咳、去痰、
抗炎症、抗アレルギー、胃酸分泌抑制 - 安 全 性:2d
喀血をする傾向の人は使用禁止