日本のハーブ
関東以西の山野に自生する
3月~4月に淡い黄色の小さな花を咲かせる落葉低木です。
「クロモジ(黒文字)」の名前の由来は、
樹皮に黒い斑点があり、
その斑点がまるで文字が並んでいるように見えたことからと
言われています。
お茶の席で出される、
和菓子などに使われる皮がついたままの爪楊枝は、
「クロモジ(黒文字)」が材料となっています。
西日本では、爪楊枝のことを「黒文字」と呼ぶ地域もあるようです。
葉や枝には爽やかな香りの精油成分が多く含まれていて、
お茶として飲用される他、
精油の原料、香水やローションにもなっています。
枝葉は関節炎やリウマチ、皮膚の不調などの浴剤に使われ、
根皮や枝葉の煎じ液は、胃腸炎や咳、痰などに用いられます。
- 学 名:Lindera umbellata
- 別 名:カラスギ
- 科 名:クスノキ科
- 原 産 地:日本
- 使 用 部 分:枝、葉、樹皮、根
- 香り・風味:甘く爽快感のある香り
- 主 な 成 分:α-ピネン、カンフェン、
1,8-シネオール、リナロール、
リモネン、テルピネオール、タンニン - 主 な 作 用:抗酸化、抗炎症、抗アレルギー、
収斂、抗菌、去痰、代謝促進、
血行促進、鎮静、健胃
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