からだに優しいもの

とにかく、優しいものです。

レモングラス

Lemongrass

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「レモングラス」は、
インド、スリランカ、インドシナ半島の原産で、
熱帯アジア地域に自生しているハーブです。
 
その歴史は古く、インドでは数千年前から人々に好まれ、
伝統医学アーユルヴェーダでも利用され、
「チューマナ・ブールー」という名前で知られ
「冷やすハーブ」とも言われています。
 
風味や香りの特徴
レモンに似た爽やかな香りに
草のような青い香りが混ざる
 
 
レモンと同じ香りの成分(シトラール)を含有し、
レモンのような強い香りを放つハーブ(草)であったことから
「レモングラス」と名付けられたと言われています。
なお、生に比べると、
乾燥したレモングラスには爽やかさが足りません。
 
 
本物よりもレモンらしいと言われるその香りは、
心を穏やかにしてくれます。
料理から化粧品まで幅広く利用され、
精油は虫除けハーブやお風呂に入れて入浴剤としても使われます。
 
料理やハーブティーでの利用が一般的で、
肉や魚との相性がいいです。
東南アジア料理やカリブ料理などで利用浚えることが多いです。
タイ料理を代表する「トムヤムクン」には欠かせないハーブで、
チリペッパーの辛みを抑え、
爽やかな香りが料理を引き立たせてくれます。
 
レモングラスのハーブティーには
疲労回復や消化促進などの効果があるため、
食後などに飲まれています。
 
食材として用いる他に、
胃の不調や感染症の予防、発熱や炎症の緩和など、
メディカルハーブとしても利用されています。
また、防虫効果もあるため、
虫除けハーバルスプレーにも用いられます。
 
葉から抽出される精油には、
美肌効果があり、化粧水の原料にもなっていますが、
肌に使う場合には注意が必要です。
 
 
 レモングラスのデータ 
  • 学  名:Cymbopogon citratus (西印産)
         Cymbopogon flexuosus(東印産)  
  • 和  名:レモンガヤ(檸檬茅)
  • 科  名:イネ科
  • 原産地 :熱帯アジア(タイ、インド)
  • 使用部位:葉、茎
  • 用  途:料理、飲料、美容健康、クラフト
 <主な成分>
   シトラール、シトロネラール、
   ゲラニオール、リナロール
 <主な作用>
   健胃、駆風、抗菌、矯味、矯臭、虫除け
 <注意事項> 妊娠中は避ける
 
 

関連事項

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ハーブティー
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精油