からだに優しいもの

とにかく、優しいものです。

入浴による1℃の差がカラダを左右する

お風呂

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私達の体はたった1〜2℃体温が変わるだけで、
体調は大きく変化します。
お風呂も同じです。
わずかな温度の違いで、体への効果が変わってきます。
その境目となるのが「42℃」です。
 
 
42℃以上の熱い湯に入ると、
戦闘モードを司る「交感神経」が高ぶります。
血圧は上がり、脈拍は早まり、筋肉は緊張します。
一方、内臓の働きは弱まり、食欲は一時的に減退します。
寝る前に熱いお風呂に入ってしまうと、
神経が高ぶり、寝つきが悪くなることもあります。
ですから、熱めのお風呂やシャワーに入るなら、朝がおすすめ。
「交感神経」が優位になり、眠気モードから活動モードに切り替わります。
朝から体の活動性が高まることで、
1日の消費カロリーが高まり、
効率の良い自然なダイエット効果も期待できます。
 
 
40〜41℃程度のぬるめの湯は、
リラックス状態をもたらす「副交感神経」を優位にします。
血圧は下がり、脈拍は落ち着き、
内臓の働きが活性化して消化が促されます。
就寝前やリラックスしたい時はぬるめのお風呂がベストです。
入浴から30分〜1時間後に
体温が下がるタイミングで心地よい眠気が訪れます。
 
因みに、人間の体は体温が1℃下がると、
基礎代謝や免疫機能が下がり、体内酵素の働きが鈍くなり、
肥満、感染症、癌など様々な不調や病気を引き起こすと考えられています。
 
 
約40℃のお湯に10〜15分ほど浸かることで、
体温は約1℃上昇します。
寒い日や疲れた日は入浴で体温を上げておくと、
体力回復や病気予防に繋がります。
 
お風呂の温度を上手に使い分けることで、
体のモードを切り替えたり、病気を防いだりと、
様々な健康効果を生み出すことが出来るのです。