からだに優しいもの

とにかく、優しいものです。

医学的に正しい・・・と言われている入浴法

お風呂

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医学的に正しいと言われている入浴法を集めてみました。

ご自分に合った入浴法を探してみて下さい。

 
 

寒い冬はヒートショック対策として脱衣所を温めておく

急激な気温の変化によって
血圧が上下し、心筋梗塞や脳梗塞といった
心臓や血管の重大な疾患を引き起こす「ヒートショック」。
特に、「入浴中」に起こりやすいと言われています。
寒い冬は入浴前に脱衣所の暖房をかけて、同時に湯船の蓋を開け、
浴室を温めておきましょう。
入浴前にコップ1杯の水を飲むことも、ヒートショックの予防に繋がります。
 

「42℃を超えるお湯」は危険!

ヒートショックと言えば、もうひとつ。
42℃を超えるお湯に浸かると
血圧が上昇し、血液の粘度が上がるため、
血栓が出来やすくやすくなるなど、
ヒートショックを起こしてしまう危険性があります。
40℃程度のぬるめの温度なら、
副交感神経が刺激され、血圧が下がり、
心身ともにリラックスさせる効果があります。
 

就寝の1~2時間前に入浴

入浴直後の体温が高い状態だとなかなか眠りにつくことが出来ず、
睡眠の質も低下しやすいことが分かっています。
体温が下がるのは、入浴後、約1時間半後。
手足から熱が徐々に放出されて急速に体温が下がり、
心地いい眠りが訪れます。
 

風邪気味の時は入浴で免疫力アップ

38℃以下の熱で体調がさほど悪化していなければ、
40℃前後のお風呂で回復が早まる効果があります。
体内温度が上がることで免疫機能が上がり、
蒸気が鼻や喉の粘膜についたウイルスを弱らせ、症状を緩和します。
 

​「一番風呂」は肌によくない!

日本の水道水はミネラルが少なく薄い「軟水」のため、
特に一番風呂はミネラル分が少なく、
また、水道水には基準で決められた一定の塩素が含まれています。
他方、人間の体には細胞や血液といった体液中に、
たんぱく質や様々なミネラル分などの成分が含まれています。
その割合は日本の水道水と比べるとずっと濃くなっているのです。
体の内側とお風呂のお湯のミネラルの濃度の違いや、含まれる塩素が、
皮膚にピリピリ感や違和感といった刺激をもたらすと考えられています。
 

疲労回復には硫酸ナトリウムを含む入浴剤

お風呂に浸かる際、
水道水をそのまま沸かしたお湯は肌への刺激が強いため、
入浴剤を入れて刺激を和らげましょう。
特に疲労回復には、
血流促進と疲労物質(筋肉などに溜まった老廃物)を
取り除く効果がある「硫酸ナリウム」を含んだ入浴剤が
おススメです。
 

肩まで浸かる全身浴で元気回復

温熱効果や静水圧作業を期待するなら、
肩までしっかり湯に浸かりましょう。
但し、急に湯船に入らず、
十分にかけ湯をして
体を慣らしてから入浴しましょう。
全身浴は胸に水圧がかかるため、
心臓や呼吸器の疾患がある方は主治医に相談して下さい。
 

顔が汗ばんできたら湯船を上がるサイン!

湯船に入って顔が汗ばんできたら、
体が十分に温まったサインです。
40℃前後の湯ならば10〜15分、
42℃の湯なら10分以内。
それ以上頑張ろうとすると、体に負担をかけてしまうことも。
汗ばんだタイミングで、
お風呂を上がるか、体を洗うなどして
クールダウンしましょう。
 

ダイエットのために「お風呂で汗をかく」は意味がない!

熱いお風呂に浸かって汗をだらだダラダラらと流すと、
かなりのダイエット効果があるように思うかもしれませんが、
体温が上がることで汗をかく訳ですから、
ダイエット効果はあまりありません。
 

「長風呂」は危険!

40℃の温度で10分を超える入浴は体温が上がり過ぎ、
冬でも浴室熱中症になる危険があります。
 

お風呂上がりのビールは危険です

入浴で失われる水分は約800ml。
水やイオン飲料などでしっかり水分をとってから入浴しましょう。
因みにお風呂上がりのビールの一気飲みは危険なんです!
ビールには利尿効果があるため、
水分補給どころか脱水を引き起こしてしまうこともあります。
お風呂上がりのビールを飲むなら、水やイオン飲料と一緒に摂りましょう。