からだに優しいもの

とにかく、優しいものです。

4月「桜湯」

お風呂

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「桜」は日本人にとって特別な花です。
「桜茶」や「桜餅」など食用として用いられ、
独特の香りは心を優しく和ませてくれます。
 
薬効があるのは「樹皮」のほうです。
「桜皮」(オウヒ)と言って、
バラ科のヤマザクラなどのサクラ類の樹皮を
乾燥したものです。
 
漢方的には、排膿、解毒などの効能があり、
湿疹や蕁麻疹などに用いられています。
 
また、古くから日本の民間療法として、
蕁麻疹、腫れ物などの皮膚病、解熱、咳止め
などに利用されてきた歴史があり、
現在でも、市販のシロップ剤などに配合されて
います。
 
お花見で盛り上がり、
飲み過ぎたり、食べ過ぎたりした時には、
この桜皮の「桜茶」がおすすめです。
食中毒や食あたりなどに効果があると
言われています。
 
最近では、花屋さんに桜が枝で売られていたり
桜の盆栽が扱われていたりするので、
花を十分に堪能した後に桜の樹皮を使った
「桜湯」を試してみてはいかがですか。
お風呂に花びらを一緒に浮かべれば、
風雅な春の趣も味わえます。
 
桜は、生花店で購入するか、
ご自宅の桜の木をお使い下さい。
(公共の桜を破損しないで下さいね。)
 
「桜湯」を作る
1.桜の樹皮を剥いで刻み、天日干しをして
  乾燥させます。
2.乾燥させた樹皮を布袋またはお茶パック
  などに入れます。
3.袋と水を鍋に入れて、15分〜20分煮出し
  ます。
4.煮汁と袋を湯船に入れます。
 
・お肌の弱い方は肌荒れを起こす可能性が
 ありますので、ご注意下さい。
・万が一お肌に異常が現れた際は、
 お医者様にご相談下さい。