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ローズヒップ

Rosehip(ハーブ事典)

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「ローズヒップ」は、バラ科バラ属の果実を指し、
「ドッグローズ(イヌバラ)」や
日本原産の「ハマナス」が使用されています。
ローズ(バラ)の花が咲いた後につく果実が
「ローズヒップ」です。
 
南米チリやアルゼンチン、ヨーロッパが原産と言われ、
現在では世界中で栽培されています。
 
「ローズヒップ」の「ヒップ」は、
古い英語で「野ばら」を意味する
「hiopa」に由来する言葉「heope」から来ていると
言われています。 
 
「ドッグローズ」は、
ローマ時代には狂犬病にも効くとされたことから、
ラテン語で「犬のバラ」を意味する名前が付けられ、
英語でも「ドッグローズ」と呼ばれるようになりました。
 
風味や香りの特徴
香りはほとんどなく、
ほのかな酸味と甘みがある
 
 
「ローズヒップ」にはビタミンCが豊富に含まれています。
その量はレモンの約20倍以上とも言われ、
「ビタミンCの爆弾」という別称がつくほどです。
しかもローズヒップのビタミンCは
ビタミンPに守られているため熱に強く、
栄養効果のアップを期待出来ます。
ビタミンC以外の栄養分もたっぷり。
真っ赤な小さい果実の中には、
溢れんばかりのパワーが秘められているのです。
 
果実はジャムやお菓子に使われることが多く、
特に「ローゼル(ハイビスカス)」とブレンドしたハーブティーは、
鮮やかなピンク色で炒めと味の両方が楽しめます。
 
 
また近年は、美容への効果が注目されています。
果実から抽出されたオイルには、
「リノール酸」、「リノレン酸」といった皮膚に必要な成分や
ビタミンAに似た成分が含まれており、
細胞を活性化する作用に優れているため、
乾燥肌やニキビの改善、更には美白にも効果が期待されています。
 
 
ローズヒップのデータ
  • 学  名:Rosa canina(ロサ カニナ)
  • 別  名:ワイルドローズ
  • 和  名:イヌバラ、ノバラ
  • 科  名:バラ科
  • 原産地 :アジア(チベット、ミャンマー)
  • 使用部位:偽果部
  • 利用法 :食用、飲料用、薬用、ヘルスケア用
 <主な成分>
  ビタミンC、ペクチン、果実酸、ビタミンE、
  リコピン、β-カロチン、フラボノイド
 
 <主な作用> ビタミンC補給、緩下
 <注意事項> 特に知られていない
 
 
 <関連事項>
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ローズヒップ
ティー
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ハイビスカス
ティー
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ローズヒップ
オイル