Champaca(精油事典)
チャンパカは、東南アジアやインド原産の常緑高木で、
春に細長い黄色の花をつけます。
和名は「金香木」(きんこうぼく)と呼ばれています。
インドの民話では、
富と繁栄の女神・ラクシュミの化身と考えられており、
神聖な木として寺院で栽培されたり、儀式で用いられています。
また、バリ島のお祈りにはかかせないと言われています。
アジアンな印象の甘く濃厚なフローラル調の香りは、
どことなく深みがあり、“お香”のイメージに近いと言われます。
香りの特徴
アジアンな印象の甘く濃厚なフローラル調ですが、
どことなく深みがあり
精油・香水というよりは
“お香”のイメージに近いと表現されることもあります。
インドではその蠱惑的な香りから
天然の媚薬とも言われていたそうです。
精油の働き
甘く濃厚な香りが、
心をリラックスさせる効果があるとされています。
鎮静作用や抗不安作用に優れるとされる
「リナロール」の比率が高いので、
ストレス対策や精神的な疲労感軽減に効果が期待出来るでしょう。
気持ちを整えて開放させる働きがあると言われ、
かつては催淫作用があるとして媚薬として用いられていました。
抗菌・抗ウイルス作用や免疫調整作用があるとされ、
去痰・解熱作用などがあることから、
風邪・インフルエンザなどの感染症予防や初期症状ケアに
役立つのではないかと考えられています。
その他、鎮痛作用があるとされており、
ストレス性の頭痛や偏頭痛緩和にも取り入れられています。
また、収斂、エモリエント(皮膚軟化)作用があるとされており、
スキンケアや化粧品原料としても取り入れられていますが、
刺激が強いことから、皮膚利用を避けることをおススメします。
精油のデータ
おススメの使い方
芳香浴、フレグランス