からだに優しいもの

とにかく、優しいものです。

タイム・リナロール

Thyme linalool(精油事典)

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甘くて優しい香り

 
タイム系統の精油は、一般にあまり流通していないものも含めると
約10種類と多くの種類があります。
 
 

タイム・リナロール

 
「コモンタイム(Thymus vulgaris)」を原料とした精油類と
同属別種の植物を原料とした精油に大別出来ます。
うち、「コモンタイム」を原料とする精油としては、
次の五種類が代表的なものです。
  1. タイム・リナロール
  2. タイム・ゲラニオール
  3. タイム・ツヤノール
  4. タイム・チモール
  5. タイム・パラシメン
 

香りの特徴

 
香りの特徴
【ハーブ系】
フレッシュで柔らかさのあるハーブの香り
ノート トップノート   香りの強さ
 
「タイム・リナロール」は、
モノテルペンアルコール類のリナロールの含有率が高いことから、
フローラルな柔らかい香りが特徴で、
「スイート・タイム」と呼ばれることもあります。
 
 

精油の働き

 
刺激性の高いフェノール類の含有率が低いこともあり、
作用が穏やかなので、
一般家庭でも扱いやすい精油として広く利用されています。
コモンタイムを原料とする精油の中で、
最もポピュラーな精油と言っても過言ではないでしょう。
 
精油の働き
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 ・他のタイムよりも比較的穏やかに作用
 ・頭をクリアにし、
  楽観的な思考をもたらし、
  元気を与えてくれる
 
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 ・免疫系機能を高めたり、
  抗菌、殺菌、抗ウイルスなど効果
 ・呼吸器官、膀胱や尿道などの
  感染症に効く
 
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 ・ニキビや水虫、
  頭皮にはフケや脱毛に良い
主な作用
  強壮、駆虫、抗ウイルス、
  抗菌、抗真菌、鎮痙
主な成分
  リナロール(60%以上)、ゲラニオール、
  α-ピネン、β-カリオフィレン、
  カクバクロール、チモール
 
 

精油のデータ

  精油データ 
  • 学   名:Thymus vulgaris ct.linalool
  • 科   名:シソ科
  • 主 な 産 地:アメリカ、イギリス、フランス
  • 抽 出 部 位:花、葉
  • 精油製造法:水蒸気蒸留法
  • 相性の良い精油
     カモミール、ティートリー、ニアウリ、
     ベルガモット、マンダリン、レモン、
     ラバンジン、ラベンダー、ローズマリー
  • 注意事項
    ・刺激性があるため、低濃度での使用がおススメ
    ・妊娠中・授乳中は使用を避ける
 
 

おススメ使い方

 
芳香浴、沐浴、ホームケア
 
 

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