からだに優しいもの

とにかく、優しいものです。

メリロート

melilot(ハーブ事典)

f:id:linderabella:20200719105344j:plain

 
「メリロート」はユーラシア大陸に広く自生し、
牧草地や耕作地などで雑草化していて、あちこちで見ることが出来ます。
 
古代ギリシャでは
炎症を抑える湿布薬として使用されていたなど、
古代からハーブとして役立ってきました。
 
風味や香りの特徴
スイートグラスに似た甘い香りで、
やや苦い味がする
 
葉と種子はウォッカの香味付けとして用いられたり、
チーズやタバコなどにも用いられています。
その匂いから別名「スイートクローバー」とも呼ばれています。
 
リンパの流れをスムーズにするとして、
水分や老廃物の排出を促す働きがあるとされ、
ヨーロッパでは足のむくみやこむら返りなどに効く
民間薬として用いられてきました。
 
殺菌、消炎、鎮痛作用もあるとされて、
外用薬としても使われています。
 
サシェにしてクローゼットに入れておけば、防虫効果も発揮します。
 
 メリロートのデータ 
  • 学  名:Melilotus officinalis
  • 別  名:スイートクローバー、
         セイヨウエビラハギ
  • 科  名:マメ科
  • 原産地 :アジア~ヨーロッパ
  • 使用部位:種、花、茎、葉、根
  • 利用法 :飲料用、薬用、防虫用
 <主な成分>
   クマリン誘導体、クエルセチン、サポニン、
   タンニン、苦味質
 <主な作用>
   鎮痙、鎮静、去痰、抗血栓
 <注意事項>
  ・乾燥が足りなかったり、発酵したものは
   強い毒素を生じるので注意
  ・クマリンの過剰摂取は
   肝障害を誘発する可能性があるので注意