日本のハーブ
「スベリヒユ」は繁殖力が旺盛で、
一株から沢山の茎葉を出して広がります。
山形で古くから、お浸しや油炒め、汁の具として、
食用で利用されています。
干すと干しゼンマイの様になるため、保存食にもなります。
薬草として漢方でも効能があること、
オメガ3脂肪酸と言う栄養素を豊富に含む
スーバーフードであることが最近注目されています。
生薬名の「馬歯寛」(ばしけん)は
葉の形が馬の葉に似ていることから名付けられました。
繁殖力が旺盛なことから農業では嫌われる雑草ですが、
消炎、抗菌、利尿、解毒など幅広い薬効を持つことで知られています。
虫刺されには葉の生汁を塗るとよく、煎じ液は利尿や解毒に利用されます。
- 学 名:Portulaca oleracea L.
- 別 名:ヒョウ [沖縄]ニンボトゥカー
- 科 名:ヒユ科
- 香り・風味:独特のぬめり、ほのかな酸味
- 使 用 部 分:全草
- 生 薬 名:馬歯寛(ばしけん)
- 主 な 成 分:カテコールアミン、ケンフェロール、
アピゲニン、ミリセチン、
ルテオリン、クエルセチン、 - 主 な 作 用:利尿、消炎