からだに優しいもの

とにかく、優しいものです。

ルバーブ

Rhubarb

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勢いよく生えた緑の葉と、
根元から伸びた太い柄の深紅の対比が美しい、
ヨーロッパでは人気の定番のハーブで、
原産地はシベリア南部で、紀元前3000年頃から栽培されています。
 
ルバーブの葉には
有害なシュウ酸が含まれていて食べられませんので、
そのため店頭では軸の部分だけで売られています。
 

 
日本には明治時代に導入されましたが定着はしませんでした。
但し、近年は長野県を始めとする地域で栽培が行われ、
徐々に認知度が高まってきています。
 
風味や香りの特徴
香り高く、酸味がある
 
リンゴに似た酸味とアンズに似た芳香が特徴です。
ジャムや砂糖漬けによく使われています。
 
食物繊維が豊富で、
便秘改善に効果が高く、肌にも良いとされています。
 
アーユルヴェーダでは、宿便を除去し、
大腸を調整する最良のハーブとして扱われています。
漢方では同属近縁種の根茎を「大黄」と呼び、
便通を調えることによって
胃腸の炎症を抑え、血の巡りを良くするため、
多くの漢方薬に配合されています。
 
 ルバーブのデータ 
  • 学  名:Rheum rhabarbarum
  • 和  名:マルバダイオウ(丸葉大黄)、
         ショクヨウダイオウ(食用大黄)
  • 科  名:タデ科
  • 原産地 :シベリア南部
  • 使用部分:茎、根
  • 用  途:料理、お茶、美容健康、染料 など
 <主な成分>
  カリウム、カルシウム、食物繊維、センノシド
 <主な効能>
  整腸、緩下、瀉下、抗炎症、抗菌、収斂
 <注意事項>
  ・葉は食用にしない。
  ・妊娠中、痔核、腎臓疾患、尿
  ・路結石、関節炎、冷え性の人は使用を控える。
  ・腸閉塞や原因不明の腹痛には禁忌。
  ・慢性下痢や炎症を伴う腸の症状にも禁忌。
  ・12歳以下の小児も禁忌。