Nasturtium(ハーブ事典)
「ナスタチウム」は、蓮のような丸い葉と、
暖色系の明るい花で観賞用として人気の蔓性の植物です。
16世紀にペルーで発見された野生種が
ヨーロッパに持ち込まれたことで広まり、
日本には江戸時代末期に渡来しました。
金色の花で丸い葉は蓮と同じように水をはじくことから、
「キンレイカ(金蓮花)」という和名が付いています。
花、葉、実を噛むと爽やかな辛みがあります。
そのままサラダやサンドイッチに、
実はすりおろしてソースの香り付けや和食に合う薬味として、
食用としても利用されています。
蕾や熟していない実も、
一晩塩漬けにしてからピクルスにすることが出来ます。
鉄分とビタミンCが豊富に含まれているので、
美肌や貧血改善の効果が期待されます。
また、髪質を整えるのにもよく、
花や葉、茎を煮出したものをトリートメントとして
使うことも出来ます。
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