からだに優しいもの

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ゲットウ(月桃)

日本のハーブ

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「月桃(げっとう)」は、沖縄や奄美大島、台湾などの
温暖な地域に群生するショウガ科の植物です。
清涼感溢れる香りその独特の香りを虫除けとして活用したり、
種には健胃や整腸効果があるとして、
古くから薬草として人々に親しまれてきました。
 
 

ゲットウ(月桃)とは

 
沖縄県や九州をはじめ、台湾やインドなど広く分布し、
初夏には白い花を咲かせ、
7月頃に蘭に似た黄色いきれいな花を咲かせます。
 
 
名前の由来は諸説あり、
台湾の地名で漢名の「月桃」の読みから取ったという説、
蕾が桃のような形をしていることから名付けられたという説
などがあります。
沖縄では「サンニン」と呼ばれ、
伝統菓子である「ムーチービーサー(鬼餅寒)」を包む葉としても
使われています。
 

 
 

ハーブの特徴

風味や香り
風味や香りの特徴
独特の渋味を帯びた豊かな香りで、
噛むとシャープな辛味と苦味 
 
ショウガ科の植物だけあって、
その葉からは甘くスパイシーな独特の香りがあります。
抗菌や消臭、防虫剤として利用されるなど、
人々に親しまれる万能植物です。
 
健康効果
月桃の葉には、殺菌、消毒、消臭効果があり、
消臭剤や防虫剤として重宝されています。
 
葉を細かく切り、香り袋を作って、
タンスの中に入れて防虫剤代わりにするなど、
日常生活でも取り入れることが可能です。
 
生の葉を置くだけでも防虫効果があり、
虫が寄り付かなくなるため、
虫を発生させたくない場所に生の葉を置いて、
しっかりと防虫することも出来ます。
 

 
月桃の葉から採った油は甘い香りがするため
アロマオイルや香料として利用されています。
 
ストレスを和らげ、
心を穏やかに保つリラックス効果があります。
ストレスによる心身の緊張を和らげ、
体の調子を整えたり、不眠などにも働きかけ、
リラックスをもたらしてくれます。
また穏やかな気持ちへと導いて脳を活性化させるため、
集中力や記憶力を高めたい時にも有効です。
 
更に、月桃の果実には
ポリフェノールが豊富に含まれているため、
美容効果が期待出来ると言われています。
 
Data
  • 学  名:Alpinia zerumbet
  • 別  名:(沖縄名)サンニン、サニン、
         アルピニア、シェルジンジャー
  • 科  名:ショウガ科
  • 使用部位:種子、葉
  • 原産地 :沖縄
 <主な成分>
  p-シメン、1,8-シネオール、α-ピネン、
  テルピネン-4-オール、リナロール
 <主な作用> 抗不安、賦活、鎮静、抗菌
 <注意事項> 特に知られていない
 
 

関連

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月桃茶
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ゲットウ精油

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