French Lavender(精油事典)
必ず専門家の処方で使用すしましょう
フレンチラベンダーの特徴は、何と言ってもその花の形でしょう。
うさぎの耳みたいなのが花の頂部に伸びています。
ですが、実はこの部分は花ではありません。
「苞葉」(ほうよう)といって、
花穂を守るために葉が変異したものです。
芳香はローズマリーに近いと言われています。
フレンチラベンダーは、最近、
痩身目的での需要が高まっているとも言われていますが、
神経毒性のあるケトン類を多く含むため
専門家以外は使用をしないほうが良いという見解も多い精油です。
使用する場合は、
必ず専門家の処方で使用することをおススメします。
香りの特徴
「フェンコン」や「カンファー」といった
「真正ラベンダー」にはない成分が含まれているため、
薬草っぽいニュアンスが強くフローラルな感じに欠けます。
樟脳、ローズマリーのような、
すっきりとしたグリーン調の強い香りをしています。
精油の働き
カンファー感のある香りですので、
リフレッシュ用や気合を入れ直して頑張りたい時に適しています。
殺菌・抗菌作用や
ケトン類による粘液溶解・去痰作用などが期待出来ることから、
風邪予防や咳・気管支炎などの
呼吸器系トラブルの改善に有効と考えられています。
また循環器系への刺激作用や利尿作用があるとも言われており、
むくみ対策や肥満予防などへの効果も期待されています。
しかし、ケトン類は有益な働きがある反面、
刺激が強いため使用には注意が必要です。
デイリー使いに適しているとは言えないでしょう。
必ず専門家の処方で使用するようにしましょう。
自己判断で使用する場合は、
抗菌用として少量を
タンスやクローゼットに入れる程度にしておくのが無難です。