精油(エッセンシャルオイル)
健康的な生活をサポートするアロマテラピーですが、
精油には強い作用を伴うもありますので、
妊娠中、授乳中、赤ちゃんには注意が必要です。
ただ、精油(エッセンシャルオイル)は一般に言われているほど、
妊婦に対する危険性はありません。
妊娠中は、「軽い芳香浴程度の使用」に留めておけば、
好きな香りを嗅いで、
妊娠中のストレスを和らげ、リラックスすることは、
母子ともに良い影響を与えますので、
心地よい芳香浴を楽しんでいただければと思います。
但し、マッサージ(トリートメント)やアロマバスでの
精油の使用は、念のため控えて下さい。
3才未満のお子様に対しても、
マッサージ(トリートメント)やアロマバスなど
肌に触れる形での使用はお控え下さい。
母子間のスキンシップなどを目的に、
マッサージをされる場合は、
精油を用いずに、キャリアオイルのみで
軽くさすってあげることから始めてみましょう。
3歳未満のお子様の
お肌に使用してはいけない理由は以下2点です。
- 大人と比べてスキントラブルになりやすい。
- 体内に取り込まれたエッセンシャルオイルを代謝する際に
肝臓等に負担がかかる。
精油(エッセンシャルオイル)は、
マッサージでお肌に使うと
皮膚から体内に取り込まれて血流に乗りますが、
肝臓によって代謝されて、
最終的には尿と一緒に体外へ排出されます。
赤ちゃんは大人に比べて、肝臓などに負担が掛り易いことから、
お肌への使用は控えるべきとされているのです。
芳香浴も、低濃度・短時間で行うように心掛けて下さい。
<赤ちゃんや幼児とアロマ芳香浴を楽しむ際の注意点>
・子供の手の届かない場所に保管する
赤ちゃんや幼児がいる家庭では、精油の誤飲や瓶・機器の破損に注意しましょう。
精油の入ったボトルはもちろん、ディフューザーやアロマスプレーも
子供の手の届かない場所に保管して下さい。
・出産直後は特に低濃度で
出産直後や授乳中は、赤ちゃんがママの匂いを覚える時期だと言われています。
この時期は芳香浴もできる限り低濃度で行い、ママの匂いを邪魔しないように
しましょう。
・長時間の使用は避ける
赤ちゃんや幼児の負担になる可能性があるので、
1日中アロマを焚くことは避け、短時間にとどめておきましょう。
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3歳以上になると「芳香浴」に加えて、
「トリートメント」や「アロマバス」を
取り入れることが出来るようになりますが、
必ず植物オイルなどで精油を希釈して、
濃度・使用量は大人の1/10~半分程度に
抑えておきましょう。
子供は大人より嗅覚が鋭いため、
より香りを強く感じると言われています。
子供が少しでも不快を訴えた場合は、使用を控えて下さい。