からだに優しいもの

とにかく、優しいものです。

精油の「引火点」

精油(エッセンシャルオイル)

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精油には、「芳香性」「脂溶性」「揮発性」と並んで、
「可燃性」・・・つまり、
「火がついて燃える」性質があるという特性があります。
 
下記の表によると、「引火点」が一番低いのは
「フランキンセンス(乳香)」で32℃。
夏場の日本では、
気温が30℃を超える日はいくらでもありますから、
精油(エッセンシャルオイル)を家に置いておくのは、
大丈夫なのかと心配になってしまいますよね。
ただ、「引火点」は「発火点」とは異なりますので、
心配する必要はないようです。
 
「発火点」とは、
火気がないところで放っておいた場合に発火する温度のこと、
その温度になると、勝手に燃え出す温度ということになります。
 
「引火点」は、
気化して空気と混ざり合わったものが、
発火源(火花や裸火)に触れると燃焼する温度です。
つまり「引火点」を上回る温度であっても、
精油(エッセンシャルオイル)の瓶の蓋を閉めておけば、
燃え出すことはありません。
仮に蓋が空いていても、火気に触れることがなければ大丈夫なのですが、
やはり、精油(エッセンシャルオイル)の瓶のキャップは
しっかりと閉めましょう!
 
勿論、引火点を下回っていれば、
気化したものが火気に触れても燃え出すことはありません。
 
精油 引火点
フランキンセンス 32℃
ジュニパー・ベリー 33℃
サイプレス 37℃
ナツメグ
パイン(ヨーロッパアカマツ)
38℃
ユーカリ 38~51℃
セージ 41℃
オレンジ・スイート 43~45℃
マンダリン 43~46℃
レモン 43~50℃
カユプテ 45℃
ブラックペッパー 47~58℃
ローズマリー 49℃
マージョラム・スイート 54℃
タイム
ジンジャー
55℃
ティートゥリー 57℃
カモミール・ローマン
ベルガモット
58℃
ネロリ 59℃
メリッサ・トゥルー 60℃
イランイラン 65℃
クローブ・バッド
パチュリー
ベチバー
65℃以上
ペパーミント 67~70℃
プチグレン 68℃
バジル
ラベンダー
75℃
クラリーセージ
ゼラニウム
77℃
ローズ・オットー 100℃
サンダルウッド 100℃以上
シダーウッド・アトラス 110℃