からだに優しいもの

とにかく、優しいものです。

9月「菊湯」

お風呂

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「重陽の節句」
「菊の節句」、あるいは「栗の節句」、「お九日」(くんち)という
呼び名もある9月9日の節句です。
 
「菊」は、厄を払い、長寿を得る妙薬と言われていたため、
「延命長寿」の花として、
平安時代の宮中ではこの日に菊酒を飲んだり、
キクのエキスを染み込ませた綿で
女官が身体を撫でたといった記録が残っています。
 
「菊湯」に用いるのは、
野生で多く見られる「リュウノウギク」という種類です。
 

  

 
漢方で「菊花」は、
「久しく服すれば血の気を利し、身を軽くし、天年をのべる」とされていて、
婦人病や咳止めに利用されています。
 
 

菊のお風呂

 
「菊」には、カンフェンなどの精油成分があることから、
皮膚を刺激して血行を促進し、身体の痛みを和らげる効果があります。
保温効果も高く、身体の芯まで温まるので、
夏の疲れを解すにはピッタリの風呂です。
 
 
「菊湯」を作る
  1. 秋に花が咲いている時に、地上部を茎ごと刈り取り、
    陰干しをして、細かく刻みます。
    またはその都度葉をつみ取り、生のまま使います。
  2. 2掴みほど(30g)を布袋に入れます。
  3. 上から熱湯をかけて15~20分ほど蒸らし、
    汁ごと風呂に入れ、よくかき混ぜます。
    または少し多めの量を布袋に入れ、
    水から沸かす方法もあります。
    生のままの香りを楽しんでみましょう。
 
  • お肌の弱い方は肌荒れを起こす可能性がありますので、ご注意下さい。
  • 万が一お肌に異常が現れた際はお医者様にご相談下さい。
 
 
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